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30 2011

脚不調、超ブレーキ~七峰縦走4

しばらく山から遠ざかったし、その間忙しいし、ストレスが食に走ってしまうので、だいぶ太った。。

と言い訳。


笠山までは、舗装道路のハイペースのおかげで、足裏が痛いのと、脚が張ってしまったことが、予想より早い。

まあ、でもよく知った道、先にあまり不安はなかったんだけどね。


やっぱり、未経験の長距離、なんかあるよね。

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笠山の下りは、割と急で滑りやすく、みんなはペースダウンするところ。

道幅は広いので、ここで一気に駆け下って、笠山から15分で笠山峠につく。

一気に雲がかかって、どんよりした感じになっちゃった。

で、和紙の里でゼリーを流し込み、笠山の登りに入るところでポカリを飲んだだけなので、ここでザックを下ろし昼食とした。

朝、適当に握ったおにぎり一個、チーカマとチーズ。

その間にも、みんなどんどん登っていく。ほんと、中高年中心の大会だよね。

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歩き出して、脚にすぐ違和感感じて、あれれって感じ。

ふくらはぎがつる。

あーあ、あのハイペースだ。。

仕方なし、ポカリをくびぐびのむ。本当は塩を足した方が良いらしいが、そうしてこなかった。

少し登るが、すぐまたつる。。

それにしても、この広い登り道、すごい数の人々がどんどん登っていく。

座って休んでいるのが、邪魔なくらいな感じだ。

五分くらい座っていたけれど、100人以上が先に行った感じ。


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だましだまし歩き始めて、堂平山の手前にあるパラパントの離陸場に到達。

行く手の剣ヶ峰のアンテナや、その先に高く武甲山が見えている。

それに、白い八ヶ岳も、はっきり見えた。

「八ヶ岳がきれいに・・」と、近くにいた見知らぬ先輩女性に声をかけると、「ほんとだっ!!」と喜んでもらえた。

意外に、このあたりから八ヶ岳が見えることは知られていない。

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堂平山に近づくと、また一気に強いつりが足に来る。やばし・・

途中下山だって苦しい。

脂汗流しながら、チェックポイントでハンコもらう。

11時28分。

笠山から一時間もかかってしまった。本来、30分ちょっとできてもいいところだ。

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頂上の芝生で座り込む。少し日がさす。

売店でお茶と水を買ったので、さっき1リットル飲みきってしまったポカリの代わりに、お茶を飲む。

脚のマッサージしかすることなく、また飴なめたり。

ここからは、少し下って平坦な舗装道路を剣ヶ峰まで10分もかからない。

でも、その歩きで、今度はもっと強いつりが、ふくらはぎに来た。。。

こういうの、あまり経験ない。

仕方なく、道路わきの草の上に腰下ろす。

どんどん人が先に行く。こうしてみていると、すごい人数だ。休んでいるのが奇異な感じさえする。

このままではエスケープの下りだってやばい。

今までの経験では、ポカリなと飲んでしばらく休むと、動くようになってくるはず。

そうなると、下りるも行くも同じになる。

エスケープポイントは、まだまだたくさんある。行ってみるしかない。

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少し落ち着いたので、おそるおそる歩き始める。

すぐ先の剣ヶ峰チェックポイントは、山の上ではなく、登り口。

12時5分。予想を超える遅れぶり。。



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剣ヶ峰までは、急な丸太の階段で一気に、だ。

一人、中年男性が、足がつったらしく、通りがかりの人に、コールドスプレーを借りてシューとやっている。


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ゆっくり上って、頂上の鉄塔の柵のところに腰かけて休む。

せまい頂上、すり抜けるように人がどんどん追い越していく。

みんななんでそんなに元気なの・・・・


行く手の大霧山は、そんなに遠くには見えない。

生き慣れた道だが・・・・


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なんとかあそこは越して、牧場のソフトクリームを食ってやる。

人の流れに乗って、下り始める。

もうそんなに周囲のペースが速いわけではない。


みんな疲れてきたかな?? やれやれ。。

これならのんびり、脚をいたわりながらいけそうだな。

白石峠はすぐ。

下山ポイントだが、素通りする。

ここからは木の階段を、170段とちょっと。

一歩一歩、リズムよく行く。 こういう方が却って脚に応えない。

ほっほ、途中で何人も、脚がつって悶絶している人を見る。

そろそろ脚に来ている人も出てくるころだ。

おっと、人の不幸を喜んじゃいけない。。といって、助けられるわけじゃなし。


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登りきったところに、カタクリの群落があって、日陰に可憐な花を咲かせていた。

立ち止まって写真を撮っているが、気づいた人はたった一人。

なんだよ、せっかくの山なんだから、花くらい気づいてよ。。


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定峰峠までの間には、はじめ、けっこうなのぼりのピークがある。

急なだけに、渋滞も発生する。



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登り切ってしまえば、あとはしばらくなだらかに尾根の上を行く。

そして、あとは峠の近くになって、急降下。

でも、立派すぎる手すりと木の階段があり、まあみんな気をつけて下りれば問題なし。

一列のまま、前の人のザックを眺めながら、歩いて、峠着。


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ここは、峠越えの車やバイクも集まるところ。今日は一段と混雑。

売店でポカリを買った。すこし腰下ろしてポカリのみ、休む。

13時12分から21分。

このままいても仕方ないので、先も長いし、歩き出す。

ここから下山路を白石バス停方面へ、降りる人もけっこういるみたい。

まあ、6時頃から歩き出してもう13時過ぎ。普通の山登りなら、下山時期だし。


ここから、おなじみの登りを行く。

旧定峰峠まで30分。

ここからも、下山できる。経塚バス停へ。

白石峠、定峰峠、旧定峰峠、それぞれに案内の係がいて、下山する人に道を教えていた。

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大霧山近く、牧場の柵から笠山がきれいなスロープを見せているのが見える。

ここからの景色は、いいよね。

二月に、大雪の後の朝、この道を雪をかき分け、歩いたことが嘘みたいだね。

あれは、いい日だった。 (←クリックしてください。リンクあります。)



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大霧山への登りは、見知らぬ先輩女性を前においての、緩やかな一列登山。

急なのぼりの壁が見えると、「おおっ」と声を上げておられる。

最後の壁の前でも、「おおっ」。

そこで、「これが最後ですよ。」と声をかける。

「ほんとですか?」という返事が弾んでいた。

そのタイミングで、先に失礼して、頂上へ一気に登った。

すっかり曇り。

チェックポイントでのタイム、14時18分。

すこし通常タイムを上回り始めた。

脚は何とかなるようだ。気になるのは、今後、また舗装道路メインになってしまうことか。。。



それにしても、この頂上、夏以来何回来たことだろう。。手軽でいい山だよね。


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行く手を眺める。

皇鈴山、登谷山、そしてその陰に伸びていく寄居への下山路。。。先は長いぜ。



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4 Comments

devilaman  

ひぃ♪さんへ

170段はね、歩き出したら止まれないってことなんですよね。
ここを登るのは何度目かなので、実は歩きやすい感覚で段が刻まれていることを知っているのです。
脚はここでは落ち着いていましたし、このリズム感のある登りをしたおかげで、つりがおさまったという感じなのです。
でも、歩くだけじゃなくて、路傍の小さな生き物に心を配るのって、大切ですよね。
人生も同じかな。

2011/05/01 (Sun) 01:44 | EDIT | REPLY |   

ひぃ♪  

No title

あの急な木の階段を 170段とちょっと・・・
簡単に書いてるけど 私にゃ 10段でも無理っ
しかも 足つりながらでしょ~
そんな中の カタクリの花に 助けてもらいましたね^^
心がふっと 軽くなったんじゃないかな

2011/05/01 (Sun) 00:46 | EDIT | REPLY |   

devilman  

つる姫様へ

「つる姫」と書くと、つい「さん」じゃなくて「様」って書いちゃいますね(笑)
コメントありがとうございます。
本当にたくさん人がいましたよ。なんか7千人の参加だったとか。。
ありえないですよね。
脚は大丈夫です。ご心配ありがとうございます。
だんだん自分の歩き方というのができていくのですが、つるのがどうも癖になってしまっています。
なんか別の原因があるのかもです。。若いころからだから・・

2011/04/30 (Sat) 23:04 | EDIT | REPLY |   

つる姫  

ご訪問ありがとうございます

すごい登山者の数にビックリですv-405
足は大丈夫だったのでしょうか。
私も体重増加が原因なのか、よく膝が痛くなるのですが、その時その時で右だったり左だったり。
サポーター巻いて登るようになってからは少し緩和しています。
アスファルトって歩きやすいようですが足にきますねv-356

2011/04/30 (Sat) 22:13 | EDIT | REPLY |   

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