ありえんっ、と思いつつ、すごした年末年始だったが、ようやく重い腰が上がって、週末登山を再開した。
とにかく、関東の冬晴れは、展望のまたとないチャンス。このところ、休みの日は大体において天気が良い。
ただ、今年は暖冬ではない。普通に寒い。最近の暖冬傾向からすると、大変寒く、冷たく感じる。
例によって、車を置いて出発。まだ八時半過ぎ。

とにかく空気は冷たい。ここまでスギ林の中を歩き、ようやく日の当たる小さな尾根に上がって、ほっとしたところ。足元は分厚く積もった落ち葉。


途中車道を五分ほど歩く。また、カーブミラーでセルフ。

小一時間で尾根に登りつくが、日の当たる東斜面から、西面に顔を出した途端、スギ林の中にもかかわらず、寒風にさらされた。

手袋は薄手と厚手の二重だが、風にあたる方は感覚がなくなりかけている。
尾根の東側は視界が開ける。遠く筑波山が見える。

三十分ほどで頂上だ。頂上の東半分は杉林が成長し、視界が遮られている。この時間帯だと、日は射さない。

視界の開けるのは西側から北側。眼下に秩父市街が広がる。奥秩父の山も近い。

西正面には、両神山。昨年は二子山含め、あの方面に三回行った。今年は、もっと拘ってやりたいと思う。

いつか紹介したが、両神山の左に、遠く八ヶ岳の赤岳と横岳が、白く輝いている。

北には、秩父高原牧場とそれに連なる山々。あそこにも、去年は自転車併用が足跡をつけた。

頂上から、登ってきた道を明るい日射しの中、南へ向かって下る。

正午近いけれど、冬の日は低く、夕方のような斜光線だ。
自分の影も、長く伸びる。

旧定峰峠、定峰峠と辿り、正午近くなった。
日向を見つけて、昼ごはんのお湯を沸かし、カップめんを食べた。
それにしても、寒冷地用のボンベではなかったので、お湯が沸くのに10分はかかった。
仕方ないので、手でボンベを温めながら、だ。
こんどは、寒冷地用を持ってこよう。
とにかく空気が冷たく、沸かしたお湯が一番だ。

霜柱も、特大は30センチ以上あった。そしてほとんど解けていなかった。


稜線の、今日のゴール、白石峠への176段の下り。

峠からの下り、沢の中には、氷があちこちに張っている。

夕方のような日差しの中でも、まだ一時ころ。
車に到着、家に帰ろう。

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