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11 2010

剣岳 顛末の記・・第五回・・思い、振り返りの帰り道。

IMGP0578.jpg

内蔵助平には、ハシゴ谷乗越から涸れた沢を下っていき、一時間半ほどで降り立ちます。
広い盆地のような「平」だから、どこから降り立ったことになるのか、よくわかりません。

ここが、降りてきて、唯一視界が開ける内蔵助谷の河原です。

ほとんどの人跡のない、ただ二本の山道がついているだけのところ。
野生動物の楽園なのかもね。

便の良いところであれば、山小屋がたち、少しは人の行き来もありうるのでしょうが、ダムまでは来られるものの、ここまでは少々遠く、険しいし、目の前の立山の一峰である真砂岳までの長い登り道以外、ここからストレートにどこかの山に登れるわけでもないし。

考えてみれば、わざわざダムから辿って、ここから真砂岳に登る人がいたら、かなり変わり者だろうね。
かくいう自分は、最初、それを考えていたのだけれど、稜線の近くにある内蔵助山荘が今年は営業していないことを知り、あきらめたという経緯がある。

今は、いつか、上から下ってこようかな、と思っている。

ハシゴ谷乗越から下ってくる途中で見上げると、その真砂岳が高く見えます。

tsurugi (12)


山の向こう、室堂の方から登れば、大した苦労もなく頂上に立てる山です。


登ってきた日は、よれよれになってやっとたどり着いた感じで、あまり周囲を見回さなかったけれど、
なかなか、いいところです。

ゆきの時と同様、河原でラーメンを作り、昼食にしました。

ここまでの道も、登りにたどった時とは変わって、克明に道を観察しつつ降りてきました。
ですから、この河原でも、奥深い山の雰囲気を十分に感じることができました。
周囲に神経を研ぎ澄まして、すべての動植物の息吹を感じて。

こういうのが、奥深い自然に入り込んだ時の、作法だし、そうしないともったいない。

ひとりでも、さびしくはない。命あふれているし。

IMGP0580.jpg

この橋を渡ると、次第に黒部川への下りが始まります。

身づくろいをして立ち去る時、なぜか振り向いて、大きくストックをかかげ、別れを告げようとしてしまった。
意識せずの行動だったのだけれど、またね、と言いたかったみたいだね。
ここで生きている命にひとこと言葉をかけたかったのだと思う。

またね、ありがとう。



黒部川へ内蔵助平の台地から谷は狭まり、急坂を下ることになる。
どうじに、谷も急流となり、しぶきをあげて流れ落ちていくことになる。


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腹いっぱいこの源流の水を飲み、そしてペットボトルに1リットル、満タンにして、お土産にした。


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黒部川に下りついたところ。見えている橋は、ここから黒部川を下流に下っていく、「下の廊下」の始まり。

いつかは行ってみたい、旧日電歩道というやつ。十字峡、S字峡を経て、欅平のトロッコ駅までの長丁場。
秋しか通れない道。


IMGP0609.jpg

IMGP0613.jpg

ここが高巻させられた、残雪の箇所。左上に、残雪を避けて直登させられた。

行くときは、登り切った枝沢の上に、大きな残雪のブロックが残っていたのだけれど、
この日はすっかり、それが姿を消していた。
溶けて崩壊して谷に落ちて行ったのだろうな。
何トンもありそうなでっかいブロックだったから、さぞや迫力あったろうな。
その時にいたら、大参事だったかも。

tsurugi (19)


IMGP0619.jpg

IMGP0622.jpg

やっとダムまで来た。

放流するダムから、水しぶきが飛んできて、そこは涼しい。


豊かな水の流れ、急流となって、あっという間に、富山湾に流れ込むんだろうな。

さて、ここからダムまで200mを炎天下の道、登らなきゃ、だ。


tsurugi (22)


汗びっしょり。。。

たどり着いたダムの、入口にある登山者用の洗面所で、一応顔洗い、手を洗い、身支度を整え、歯も磨いて、人間社会に戻る準備してから、ポンッとトロリーの駅に入ったよ。

わあ、いきなり、都会じゃ。。



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トロリーバスで15分。。

帰ってきました、扇沢、大駐車場。

無料駐車場は一番下の段。

わが愛車が見える。。


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知る人ぞ知る、地域の温泉場で、お風呂に入る。
どなたでもどうぞ、と400円也。

さっぱりして、さあ帰ろう。。


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- 2 Comments

devilman  

生きとし生けるもの

ひぃ♪さん > 人間も生物ですから、生き物どおしに通じ合うものがあるのは間違いないと思います。
それに、場所にも、愛着を感じるところがあって、それがそこに棲む者のせいなのか、そうではなくてこちらの思いが強いのか、とても惹かれる場合があります。
今回もそんな思いなのか、あの空間に満ちていた生き物たちの息づきなのか、わかりませんが、思わず、振り返りました。

2010/09/13 (Mon) 01:27 | EDIT | REPLY |   

ひぃ♪  

No title

『周囲に神経を研ぎ澄まして、すべての動植物の息吹を感じて。』
私も そこにいる気分に浸ってしまいました
最後に大きく手を振った気持ちも わかる
私もそうして 山に 動物たちに 別れを言ってくるんだ
何度見返しても 素晴らしい大自然
行かずして見れた私って 相当ラッキー?
残雪の崩落 怖い怖い ほとんど そこは 人が通らないのでしょうから そこで事故に巻き込まれてても 誰も気づいてくれませんでしたよーーーー

2010/09/12 (Sun) 11:26 | EDIT | REPLY |   

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