カルロス・ゴーンの英語。
- CATEGORY五か国語への道はるか・・
- COMMENT4
実は、読んだのは、何年も前だ。
要するに、どういう事かというと、「英語は手段に過ぎない、英語ができても、何もえらくもないし、できないといって、人より劣ったと思う必要もない」ということだったと思う。
英語、というか、言語は、人と人のコミュニケーション手段であって、それ以上のものではない。
流暢であれば、それに越したことはないが、そうでなくても、コミュニケーションが十分に図れれば、それで何も問題はない。
カルロス・ゴーン氏は、言わずと知れたフランスのルノーの役員で、提携先の日産に社長として赴任してきている人だ。
国籍はレバノン。決してフランス人ではない。詳細は忘れたが、何カ国かを渡り歩いている。したがって、母国語というものは、あまり意味を持っていない。
使われる言語の異なる場所で、ビジネスを続けてきた人には、英語というものが、必要なコミュニケーション手段だったということに過ぎないということだ。
これを読んだ頃、ルノーと提携前の日産で、ヨーロッパの責任者として現地に赴任していた方がテレビに出ていたが、英語は全然うまくない。傍らの同僚に、「○○は英語でなんと言うんだ」と、いちいち聞きながら、たどたどしく、しかし大声で自信一杯に、相手方と交渉している姿が映っていた。
これを見て、たしかに、コミュニケーションは、言葉だけではない、人間が、他の人間に、「ハートで」、思っていることを伝えることだ、というのが、よく現れているのだと思った。
メール、手紙、電話。。。いろいろな情報伝達手段はある。
しかし、直接会うことの意味は、そのためには、出かけていくということ、場所をアレンジするとし言うことなど、いろいろとコストはかかるけれど、それだけの価値があるのだということは、言葉だけではなく、体全体で表現できるということで言えば、大変な意味があるというのは、よく判ると思う。
とても、軽く読める本なので、一度目を通されてはいかがかな。。。
- 関連記事
-
- ふぅ~ (2006/12/08)
- 久しぶりのフランス語・・・ (2006/11/30)
- カルロス・ゴーンの英語。 (2006/10/22)
- 英語のお話。。。 (2006/10/22)
- 英語漬け。。 (2006/10/14)