05 2007

横浜・・秋の日

季節が来ると、ここに来る。

 

もう何度、この風景を見たことか。

 


 

しかし、かよい始めた頃から、どんだけ変ったことだろう。

 

 

友の発病と、最初の危機の一ヶ月、連日の手術、昏睡、覚醒、リハビリ、回復。。

このふた月の事は、この風景を見ても、思い出さない。

 


 

あまりに変ってしまった。

 

あの頃は、病院しか建っていなかった。

 

 

仕事終えて、東横線で、数日おきにかよった日々。

建設現場のような、荒地を日の落ちた暗い中、歩いてきた。

 

 

こちらにとっては、ベッドの傍にいるだけの日々だったけれど、当の本人にとっては、いのちの劇的な変化の中にいた日々だった。

 

 

 


 

 

 

それも、過ぎたこと。

 

 

結局、終わったこと。

 

逝ってしまった。

 

 

 


 

 

ここに来ると、思い出すのは、頭の中で、彼の家のある元町が近いな。。と思う感覚。

わざわざ行こうとは思わない。

 

でも、傍に来たな、という感覚。

行こうと思えば、いつでも会える。

 

 

でも、もう、いない。会えない。

 

 

あっ、そうか、いないんだな、とたびたび、思いつく。

 

 


 

降り注ぐ太陽の光は同じように見えても、時の流れは止めようもなく、すべては移ろいの中で、記憶の中で漂うばかりだ。

 

 

この間、宇宙の始まりからの時空の動きを描いたポスターを見た。

 

 

ビックバンから、150億年、膨張し続ける宇宙。

 

今我々が見る夜空の星々の姿は、膨張する宇宙の中で、地球に追いついた、過去の光を見ているに過ぎない。それも、何十億年前の姿だったりする。

 

 

 

 

 

そんなことを思うと、いったい、本当のものとは何なのだろうと思えてくる。

 

時間も空間も、ひと時として同じところにとどまることなどなく、戻ることなどできはしない。

 

見えるものとて、網膜が感じた光の信号に過ぎず、それがどこから、いつ来たものなのか、それは曖昧模糊としている。

 

 

人の生死などというものは、そんな広大な宇宙の流れの中の、ほんの一瞬の、ある存在形態の変化に過ぎない。

 

でも、。。

 

でも、神経細胞に何かの量子の存在形態として残された記憶は、宇宙などどうあれ、この個体を揺さぶるほど、強烈な影響力を持つこともあるのだから。

 

 

なんか、わけのわからないことになってしまったようだ。。

 

 

ごめんなさいね、はいっ。

 

 

 

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5 Comments

devilman  

momokoさん > ちょっぽけではあるけれど、生きていることも確かで、周りのみんながいることも確かだから、お互い存在を感じているわけだから、いい関係を感じていたいよね。
悔いないように、限られた時間だから、がんばりましょう。

2007/10/10 (Wed) 00:08 | EDIT | REPLY |   

momoko  

私も訳の分からない事を一人で考えたりします。こんな広い宇宙の中で私ってチリみたいにしか存在しないのに・・・。でも、一生懸命生きなくちゃなぁ。って思う。私の生まれた訳は分からないけれど、きっと意味はあるはず。ちっぽけでも、人に愛されて愛する人間になりたいとか・・・。

2007/10/09 (Tue) 01:49 | EDIT | REPLY |   

devilman  

☆ルナです☆さん > そのとおりなのです。同じポスターに、人体もひとつのコスモス(宇宙)と書かれています。人の命も、巡りめぐる中で、交じり合い、融け合って、また次の存在形態へと移ろっていくのかもしれませんね。所詮、そんなことは理解のできないまま、人はそのいのちの日を燃え尽きさせて、意識はそのまま消えてしまうのかもしれないから、アレコレ思い悩むことはないのかもしれないね。

真由美小坊主さん > 今、仲間たちと会うと、本当にそう思いますよ。あんなに希薄だった男が、いなくなると、みんなの胸にぽっかり穴を開けてしまっていましたわけですから。でも、あいつのことだから、天国でも淡々としていそうだけどね。

2007/10/06 (Sat) 00:48 | EDIT | REPLY |   

真由美小坊主  

そんな風に、デビルさんが友人を思い出したり胸を痛めたりする事も、友人は嬉しいんじゃないかな。悲しまないで・・・と思っているかも知れないけど、自分は必要とされていたんだな・・・とか思うと、やはり嬉しいですよ。ね。

2007/10/05 (Fri) 17:36 | EDIT | REPLY |   

☆ルナです☆  

ぃぁぃぁ・・・なんかデビルマンさんのふとした空ろな部分わかる気がする・・・
時間も空間もあると思えばあるし、無いと思えば無いのかもしれない・・・
広大な宇宙に思いをはせると 人間はなんてちっぽけなんだろう、とも思うし
だけど こんなちっぽけな自分の中にもこうして気がつくと果てしなく広がる宇宙大の思いが広がっていたりする・・・宇宙も自分もひとつの生命体なのだと思う。
宇宙に始まりも終わりもないのと同じで 私たちの生命そのものも 始まりも終わりもなく同じ永遠の中で生死生死をくりかえしているのだと思う。。。
先に逝ってしまった友人ともまた必ずそんな時の中で交じり合う生命に違いない・・・と。
なんかアタシもわけのわからないことになってしまったようだ(´Д`)www

2007/10/05 (Fri) 08:50 | EDIT | REPLY |   

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