2015.9.20
五色が原の朝。
赤く焼けた。
烏帽子が漆黒に見える。
明るくなって、振り返ると、昨日超えてきた稜線が見えた。

東の空には、昨日の雲が残っているが、西から青空が圧倒的に広がる。

裏銀座の烏帽子岳。

テントをたたんで、二日目の出発だ。
もう、ほとんどのテントは、なかった。。。寝坊だ、というより、のんびりした。これで、あとでひやひやすることになる。


秋だね。この青空、草紅葉、チングルマの花穂。

山荘は、登山客を送り出し、静かだ。

上りにかかり、五色が原と、奥に、来し方、立山と歩いてきた竜王岳、鬼岳、獅子岳が見えている。

真ん中奥が、雄山。
左から、竜王岳、鬼岳、そして獅子岳だろう。
こうしてみると、やっぱり、相当な、アップダウンだったんだ。
この縦走、ただ事ではないな。

朝の陽ざしに明るい中を、なだらかに登っていく。

すっかり、草枯だ。

遠く見えているのは、裏銀座の稜線だ。 薄く、その向こうに、表銀座の稜線も。

振り返る。


弥陀ヶ原。見事な、平らな、台地だ。

望遠で見る。
槍ヶ岳、手前に、赤牛、右に水晶。
あの、槍まで行くのかって、実感はまったく、ない。
歩いていけば、着けるさ、そのうちにって、

北アルプスの、南半分が、この目の中にある。

笠ヶ岳、黒部五郎。

鳶山のピーク。

ここからは、いよいよ、大きな山容の、薬師岳が眼前に、存在感満々で現れる。

西を見る。まだ見ぬ、加賀白山だ。
ここまでくると、遠望ではなくディテールが見えてくる。、

雄山の雲が取れてきた。

草紅葉が、明るい朝の光に、輝く。



鳶山を振り返る。
空が、青い。

行くて、越中沢岳への、なだらかなルートが、気持ちよさそうに、伸びている。

やはり、シルバーウイークだ、同走する縦走者は、前にも、後ろにもいる。


立山と、越えてきた鳶山。
見事な、秋空だ。

昨夜の泊地、五色が原と立山からの稜線に険しさの、コントラスト。

アップにしたら、山荘が見えた。

越中沢岳に到着。

後立山連峰の、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、天狗岳。

そして、浅間山。どこから見ても、浅間は大きい。

雄大に広がる、行く手。
左から、赤牛、水晶、雲の平、笠ヶ岳、黒部五郎、そして薬師。

スゴ乗越への急下りと、薬師岳への長いのぼりが、迫ってくる。

望遠にすると、きょうの目的地、スゴ乗越小屋とそのテント場が見える。
縦走している人数からすると、テント場が心配になってくる。今のところは、まだ、空きが見えるが、
到着するころにはどうなっているか・・

目の前に広がる、雲の平の広大な、台地。 そして、手前に、細い高天原へに尾根が落ちてくる。
高天原、竜晶池、ずっと手前、きになる平坦地は、地図を見ると、薬師見平と記されている。
見たことのない、アングル、頭の中の、世界が広がる、新しい世界に。

このあたりが、高天原のはず。

薬師見平。地図にルートの記載はないが、行ってみたい。
夢のように、ロマンを感じる。
山旅の、かけがえのない、豊かな視点

目の前、スゴの頭へと下り、また登る。


色づく、木々の葉。

振り返る。
急下りだ。


登り返して、スゴの頭。

薬師岳への、長大な尾根。

ちょうど、レースが行われていた。トレランとも違うようだが、室堂から上高地へのコースが二泊、同じく室堂から折立へのコースが一泊だそうだ。

降りきって、スゴ乗越。

もうすぐお昼だが、ガスってきた。


すっかり紅葉した斜面を登っていく。

着いた…スゴ乗越小屋。
でも、すごい混雑。。だった。

ガスは晴れたが、12時に到着し、最後のまともな地面にテントが張れたが、ほとんど通路だ。。
前後して着いた人たちは、石ごろごろの上に張っていた。

それにしても、美しいところだ。

東には、赤牛と水晶。

水晶岳。

赤牛岳。

右に、にせ烏帽子、烏帽子岳。




昼寝をして夕方、目を覚ましたら、周囲はテントだらけに。。。張れる所などなかったはずなのだが・・・
笹薮だったはずのところにも、大岩があったところにも、どこにもかしこも、とにかく、テントが立っていた。。
メッセージをやり取りした山仲間から、表銀座も、蝶が岳も、どこも、テント場はカオスになっていると・・・


今夜の夕食は、ハンバーグと、ごはん、ネギ塩スープ。

とにかく、早出して、次のテント場には、いち早くつく必要がありそうだ。
あすは薬師峠で200張りは張れる所というが、初めてのテント場、様子がわからないので、
三時過ぎには、出発することにし、早々に寝袋に入った。
つづく・・・・
五色が原の朝。
赤く焼けた。
烏帽子が漆黒に見える。

明るくなって、振り返ると、昨日超えてきた稜線が見えた。

東の空には、昨日の雲が残っているが、西から青空が圧倒的に広がる。

裏銀座の烏帽子岳。

テントをたたんで、二日目の出発だ。
もう、ほとんどのテントは、なかった。。。寝坊だ、というより、のんびりした。これで、あとでひやひやすることになる。


秋だね。この青空、草紅葉、チングルマの花穂。

山荘は、登山客を送り出し、静かだ。

上りにかかり、五色が原と、奥に、来し方、立山と歩いてきた竜王岳、鬼岳、獅子岳が見えている。

真ん中奥が、雄山。
左から、竜王岳、鬼岳、そして獅子岳だろう。
こうしてみると、やっぱり、相当な、アップダウンだったんだ。
この縦走、ただ事ではないな。

朝の陽ざしに明るい中を、なだらかに登っていく。

すっかり、草枯だ。

遠く見えているのは、裏銀座の稜線だ。 薄く、その向こうに、表銀座の稜線も。

振り返る。



弥陀ヶ原。見事な、平らな、台地だ。

望遠で見る。
槍ヶ岳、手前に、赤牛、右に水晶。
あの、槍まで行くのかって、実感はまったく、ない。
歩いていけば、着けるさ、そのうちにって、

北アルプスの、南半分が、この目の中にある。

笠ヶ岳、黒部五郎。

鳶山のピーク。

ここからは、いよいよ、大きな山容の、薬師岳が眼前に、存在感満々で現れる。

西を見る。まだ見ぬ、加賀白山だ。
ここまでくると、遠望ではなくディテールが見えてくる。、

雄山の雲が取れてきた。

草紅葉が、明るい朝の光に、輝く。



鳶山を振り返る。
空が、青い。

行くて、越中沢岳への、なだらかなルートが、気持ちよさそうに、伸びている。

やはり、シルバーウイークだ、同走する縦走者は、前にも、後ろにもいる。


立山と、越えてきた鳶山。
見事な、秋空だ。

昨夜の泊地、五色が原と立山からの稜線に険しさの、コントラスト。

アップにしたら、山荘が見えた。

越中沢岳に到着。

後立山連峰の、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、天狗岳。

そして、浅間山。どこから見ても、浅間は大きい。

雄大に広がる、行く手。
左から、赤牛、水晶、雲の平、笠ヶ岳、黒部五郎、そして薬師。

スゴ乗越への急下りと、薬師岳への長いのぼりが、迫ってくる。

望遠にすると、きょうの目的地、スゴ乗越小屋とそのテント場が見える。
縦走している人数からすると、テント場が心配になってくる。今のところは、まだ、空きが見えるが、
到着するころにはどうなっているか・・

目の前に広がる、雲の平の広大な、台地。 そして、手前に、細い高天原へに尾根が落ちてくる。
高天原、竜晶池、ずっと手前、きになる平坦地は、地図を見ると、薬師見平と記されている。
見たことのない、アングル、頭の中の、世界が広がる、新しい世界に。

このあたりが、高天原のはず。

薬師見平。地図にルートの記載はないが、行ってみたい。
夢のように、ロマンを感じる。
山旅の、かけがえのない、豊かな視点

目の前、スゴの頭へと下り、また登る。


色づく、木々の葉。

振り返る。
急下りだ。


登り返して、スゴの頭。

薬師岳への、長大な尾根。

ちょうど、レースが行われていた。トレランとも違うようだが、室堂から上高地へのコースが二泊、同じく室堂から折立へのコースが一泊だそうだ。

降りきって、スゴ乗越。

もうすぐお昼だが、ガスってきた。


すっかり紅葉した斜面を登っていく。

着いた…スゴ乗越小屋。
でも、すごい混雑。。だった。

ガスは晴れたが、12時に到着し、最後のまともな地面にテントが張れたが、ほとんど通路だ。。
前後して着いた人たちは、石ごろごろの上に張っていた。

それにしても、美しいところだ。

東には、赤牛と水晶。

水晶岳。

赤牛岳。

右に、にせ烏帽子、烏帽子岳。




昼寝をして夕方、目を覚ましたら、周囲はテントだらけに。。。張れる所などなかったはずなのだが・・・
笹薮だったはずのところにも、大岩があったところにも、どこにもかしこも、とにかく、テントが立っていた。。
メッセージをやり取りした山仲間から、表銀座も、蝶が岳も、どこも、テント場はカオスになっていると・・・


今夜の夕食は、ハンバーグと、ごはん、ネギ塩スープ。

とにかく、早出して、次のテント場には、いち早くつく必要がありそうだ。
あすは薬師峠で200張りは張れる所というが、初めてのテント場、様子がわからないので、
三時過ぎには、出発することにし、早々に寝袋に入った。
つづく・・・・
- 関連記事
-
- 秘めた憧れの実現~立山から槍へ その⑤言葉にならない、払暁の宇宙~太郎平から黒部五郎を越えて (2016/11/22)
- 秘めた憧れの実現~立山から槍へ その④頂上のハイライト、薬師岳越え。 (2016/11/19)
- 秘めた憧れの実現~立山から槍へ その③五色が原から、大晴天の中、秋色濃い、胸ワクの稜線を行く。 (2016/11/15)
- 秘めた憧れの実現~立山から槍へ その② 雄山、そして五色が原へ。 (2016/11/15)
- 秘めた憧れの実現~立山から槍へ その① 室堂へ入山、ガスガスの出だし。 (2016/07/16)