15 2013

北アルプス・白出沢から西穂高へ~筋力の限界 その①

三連休に一日足して、肉離れで棒に振った夏休みのうっ憤を晴らすべく。。

じつは、双六に行く話に相乗りすることも考えていたのだが、その方が中止になり、

でも、せっかくとった休暇は有効活用したいので、

急遽、思いついたのは、いつかはと構想を温めていたコースの組み合わせ。

これも、他の方たちの計画に途中参入するために組み合わせを考えたもの。

結局、自分一人で、この組み合わせを実行することにした。

新穂高から白出沢を白出乗越の穂高岳山荘に直登し、

翌日、奥穂を越えて西穂高への稜線を長躯縦走するというもの。

テント泊三日。



で、やはり仕事を引きづり、休みの日も昼までパソコンに向かい、一泊目は車中泊とせざるを得なくなった。。


13時半に自宅を出て、高速を走り、佐久に出たとたん、広がる青空…

八ヶ岳など、雲一つない。。しかし、前方の北アルプスは、雲の中。。


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松本トンネルを抜けると、前方に常念岳が大きいが、背後の雲は黒々としている。

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寒冷前線の通過、そして西の高気圧との間に、南北の縦になった、間の狭い等圧線が…

これは冬型の形じゃないか。。と天気図を見た時は思った。

明日は荒天らしい。

安房トンネルを抜け、新穂高温泉までひた走る。

18時半ころ、ようやくついた無料駐車場、周囲は真っ暗だ。

半分ほど埋まっていて、車中泊の人たちもいるようだ。


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クルマの脇で、コンロで湯を沸かし、カレーを作って食べ、19時には眠りについた。

ほどなく激しい雨となったが、それとてかすかな記憶となり、目覚めたのは午前三時半。

外を見ると満天の星だ。

周囲の車から、出発していく登山者のヘッドライトが見えるようになる。

ごそごそと準備。湯を沸かしてカップめんを食べ、荷物を整理して出発する。3時45分。

4時。新穂高のバス停付近、誰もいない。

右俣林道の方に少し行き、登山届のポストに届けを放り込む。

この先、真っ暗だ。

頭にヘッドライト、手に懐中電灯をもつ。



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4時半ころ、穂高平への近道に入り、20分ほどで登りついた穂高平小屋前で、ザックを下ろして休憩する。

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ひとり、後から来た登山者が先に行った。


うっすらと笠が岳が見えてきた。



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5時ころになると、ヘッドライトはいらない。


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白出沢の分岐に着いた。後ろから来た登山者一名とトレラン一名が、槍平方面へ足早に過ぎ去る。



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ここから、林道を離れ、一気に白出沢乗越へと突き上げていくのだ。


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落ち着いた、静かな道が続く。



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雨上がりの秋の山道。



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振り返ると、笠が岳の方は、少し青空が見えている。疑似晴天か。


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休憩し、スパッツをつけた。その間、二人の登山者に追いつかれる。

年輩の方は、休まず先に行かれた。


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先行する年輩の登山者の方。

ずいぶん小さなザックだと思った。500のペットボトルを三つもっていた。

小屋のスタッフかな、と思ったが、そうではなく、この後、かなり上まで登った地点で、

この方の降りてこられるのに出会うことになる。

相当冷え込んでいたため、装備に不安を感じ、引き返した、とのことだった。


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晴れていれば、もっときれいなのだろうけれど。


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涸沢岳の岩峰が、沢の奥に見えてくる。


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奥に見えているのは、白出ノ大滝。


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紅葉に彩られている。


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振り返る。ずいぶん距離は稼いだが、高度はまだまだ上げていない。


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押し出している沢。この狭い沢を詰めていく。


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重太郎橋で対岸に渡り、長いハシゴを登る。


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梯子を登ると、切り立った岸壁をへつる道になる。


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左から鉱石沢が合流する。最後の水場。水を二リットル汲んだ。


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正面に、白出沢の本谷が見えてくる。左の広い沢は、荷継沢。間違えやすいという。


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せまく、そして急に突き上げる白出沢。あとは詰めていくだけだ。


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荷継小屋跡。穂高小屋建設の名残だ。


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ただっ広い荷継沢。


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いよいよ、白出し乗越めざして登る。


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追い付いてきた、若い登山者。彼とは、結局、翌日、ともに西穂高まで同行することになる。


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先行していく、若い登山者「なおき」くん。

上部はガスって、見えるはずの乗越と山荘は見えない。


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登るにつれ、ガスが濃くなり、気温が下がってくる。

そして風が強くなってきた。気圧配置が、寒冷前線の通過とともに、冬型になってきたためだ。


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数えてみたが、前後して、この日は7人の登山者が、ここを上がった。

前述の一名の方が引き返したが、後の六人は登り切り、山荘やテントに泊まって乗越で夜を明かすことになる。


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雨も吹き付け、結局カメラもしまい、上下の雨具を身につけて、登り続けた末、12時ジャストに乗越に登りついた。

すぐさま山荘に入り、荷を解く。

テント泊に予定だったが、寒風の中を登っている際に、テント泊の気は失せていた。

広い山荘はそれほど混んではおらず、寛ぐことができた。




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雨は大した降りではなかったが、風の強さと冷たさは相当だった。


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そんな中でも、奥穂へと登っていく登山者はかなりの数がいた。


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その夜、雨は雪になった。

うっすらと山荘の前庭も雪をかぶった。


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天気予報に注視し、明日の予定の議論があちこちで交わされる夜となった。

自炊し、最後に同行した、Yさんと9時ころまでしゃべっていたが、消灯後はすぐに寝入ってしまった。



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8 Comments

devilman  

ぷもりんさんへ

お具合はいかがですか。
山の空気を感じていただけたら嬉しいです。
今回はハードに歩いてきました。

イメージの中で楽しんでもらえかな?

2013/11/07 (Thu) 01:53 | EDIT | REPLY |   

devilman  

Mikiさんへ

そうなんですよね、どうしても飛騨側からが好きみたいです。
というか、上高地側が好きじゃないというか。
だいたい涸沢に入るのに、上高地から横尾まで歩くってのが嫌で・・

曇りや雨でも、紅葉の美しさは独特です。
季節を感じて歩く山は楽しいですよね。

2013/11/07 (Thu) 01:51 | EDIT | REPLY |   

ぷもりん  

No title

山の空気を想いだしながら見せてもらっています。
ありがとう(*^_^*)

2013/11/04 (Mon) 14:57 | EDIT | REPLY |   

Miki  

こんにちは。
紅葉、綺麗ですね。黄色が特に。
あと、ゴゼンタチバナの赤い実も。
devilmanさんはやはり飛騨側からなんですね!
この日は寒かったですね。
下を歩いていた私も、止まればかいた汗が冷えて体温を奪われそうになりました。
続きも楽しみにしています!

2013/10/30 (Wed) 14:43 | EDIT | REPLY |   

devilman  

伯苑さんへ

高尾山に登るんですか。。
いいねえ。

でも、混んでないかな。
楽しいから、少しずつ、登ってみてくださいね。

2013/10/30 (Wed) 03:11 | EDIT | REPLY |   

伯苑  

No title

山のお天気って本当に変わりやすいのねぇ~
それでも秋の山は美しいですね
晴天から雨そして強風と雪最後は霧の中
単独山歩きdevilmanさんはベテランさんだから
心配はないけど無理は禁物ですよね

伯苑も高尾山に
独り山歩きしてこようかと考えています^^;

2013/10/25 (Fri) 20:34 | EDIT | REPLY |   

devilman  

俄歩人さんへ Re: もう歩けない道

コメントありがとうございます。

この白出沢、他の登山者の方が若くて強いようで、みんなに先に行かれ、夜に小屋で親しく話をすることになる、Yさんとしんがりを務めることになりました。

意外に、こういう直登ルートは好きなようです。努力した分だけ結果に結びつくからでしょうか。
翌日の西穂稜線など、アップダウンが激しすぎ、せっかく登った高度がご破算になってばかりで、
やり切れませんでした。


>  こんばんは
>  健脚のdevilmanさんをしても6時間以上の連続登攀、いまだこのルートは
> 歩いたことがありませんが、若い頃からこの白出沢直登の話は
> よく聞かされておりました。少し雪が残っている方が歩きやすそう・・・。
> 続きを楽しみに待っております。

2013/10/19 (Sat) 02:12 | EDIT | REPLY |   

俄歩人   

もう歩けない道

 こんばんは
 健脚のdevilmanさんをしても6時間以上の連続登攀、いまだこのルートは
歩いたことがありませんが、若い頃からこの白出沢直登の話は
よく聞かされておりました。少し雪が残っている方が歩きやすそう・・・。
続きを楽しみに待っております。

2013/10/18 (Fri) 18:17 | EDIT | REPLY |   

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