5人パーティーは、思い思いの方向へと下山する。
陽気な女子二名は、剣御前小屋を経て、室堂に下山、温泉に入って帰京。
元々のメンバー男子は、一の越まで立山三山縦走し、室堂に下山、アルペンルートで扇沢に出て、帰京。
で、わがままな飛び入りは、一の越まで縦走に同行し、その後黒部ダムへと直接下山する計画に。
五時出発に備え、4時ころから朝食。

テントを出ると、いいお天気。さっさとテントをたたむ。

残る女子に別れを告げ、剣沢を後にする。


剣御前小屋を見ながら、別山へのルートに入る。

振り返ると、白馬岳がシルエットで見えてくる。

朝の剱沢カールと堂々とした剱岳。


剣御前小屋を下に見るようになり、背景に大日三山が見えてくる。

ゆく手、立山連峰の三山。

アルペンルートが走る、室堂方面。

白馬連峰。

剣岳と別山尾根。

尾根に出て、振り返る。大日三山が顔を出している。

剣の左には、毛勝三山が見えてくる。

隣の山は、針の木岳、蓮華岳。

立山連峰の縦走へとむかう。

針の木岳から毛蓮華岳。

別山頂上へ。

別山の北峰と、硯が池。



立山連峰の右は、竜王岳から獅子岳。その奥が、薬師岳。遠く笠ヶ岳も。

朝日を浴びる室堂のホテルが見える。


真砂沢源頭のカール。



真砂沢カールの向こうに、鹿島槍、五竜、唐松岳、そして天狗岳、白馬連峰へと続く。




富士ノ折立を目指す。左には、針の木岳と蓮華岳。その右に遠く、唐沢岳と餓鬼岳が。


室堂と雷鳥沢を見下ろす。

越えてきた真砂岳を振り返る。内蔵助山荘も、小さく見える。

ちょっと、雲が流れてきた。


富士の折立への登り。


振り返ると、内蔵助山荘から内蔵助カールに降り、内蔵助平への下山路が見えてくる。
ここを下って、内蔵助平を経て、下の廊下の上部から黒部ダムの下へと辿るルートも、今回の候補だったが、
立山三山縦走の機会もそんなになさそうだし、このコースは次回回しだ。
内蔵助平は、人影も少なく、奥地の雰囲気を味わえるところだ。また行ってみたい。


富士の折立。

真下に、黒部ダムが見下ろせる。


ダムの上には、針の木岳と、その向こう、蓮華岳が近い。

富士の折立で小休止後、最高峰の大汝山へと向かう。大汝休憩所が、すぐ近くに見える。

高層の雲は、もう少しで抜けていきそうだ。

遠く、加賀の白山も見えている。

大汝山の下に来た。

立派な休憩所だ。

これが、頂上。

真下に黒部ダムの湖。

向かい側の稜線は、針の木岳、蓮華岳から、北へ爺が岳への山脈だ。

振り返ると、真砂岳、別山を経て、剣岳が大きく見える。

こちらは、唐松岳、天狗岳、白馬三山と続く、後立山連峰の山々。


逆方向を見る。右に槍ヶ岳や穂高連峰が見え、手前の尾根が裏銀座縦走路の野口五郎岳から烏帽子へと下る稜線。
その向こうは、槍ヶ岳からの東鎌尾根と、大天井岳あたり。

唐沢岳、餓鬼岳から、一度下って、右に行くと燕岳。その向こう、遠くかすんでいるのは、南アルプス北部の山々。

針の木岳、蓮華岳のアップ。右奥にかすんでいるのは、八ヶ岳連峰。

だんだん雲が去り、天気がはっきりしてきた。
南に目を転じると、遠く、笠が岳の特徴的な姿、さらに向こうに乗鞍岳。
左の鷲羽岳から、手前に水晶岳、赤牛岳。笠が岳から右へは、黒部五郎岳、そして薬師岳。

少しアップにしてみた。

槍・穂高連峰は、やはりぬきんでて高い。野口五郎岳は槍ヶ岳の手前に重なっているが、対岸の水晶岳の稜線をはさんで、
まっすぐな、東沢が、本当に、まっすぐに見えている。

ゆく手、雄山の神社が、薬師岳と重なっている。

北アルプスの主要な山々が、一望のもとだ。

そろそろ大汝山を下り、雄山へと向かう。


雲が流れ去り、大快晴となってきた。
聳えたつ、雄山の神社が、かわいく見えている。

反対側を振り返る。室堂のある弥陀ヶ原と。。剣は今日も穏やかな天気で、多くの人が登るだろう。


弥陀ヶ原と大日三山。


雄山頂上の休憩所、売店。

さて、拝観料を払い、雄山神社のてっぺんのお社に、登る。




頂上広場が、すぐそこ。

北アルプス南部の大展望。

表銀座、裏銀座の山々。



後立山には、爺が岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、そして唐松、白馬三山へのつながる尾根







順番にお払いをする。



薬師岳への稜線、いつかは歩かなければ。

薬師岳、五色が原への稜線を見下ろす。

五色が原と薬師岳。

好天気に、休憩所で休む人々。


鹿島槍ヶ岳は、なかなか象徴的。

さて、下山にかかる。眼下に見える、



一ノ越まで下る。医師がごろごろし、路面はざれていて、歩きにくい。
しかし、下から、人がワンさか登っている。本当に、老若男女。


団体さんが、添乗員の注意事項を聞いている。


子供連れも、本当に多かった。

一ノ越山荘が真下に見えるが、それにしても真っ青の空、いい天気になったもんだ。

天気がいいせいか、どんどん登ってくる。

一ノ越山荘に到着。立山三山縦走はコンプリート。

みんな、室堂から登ってくる。

雄山へと登る人々の群れ。

一ノ越から、東向き、黒部川への斜面を望む。ここを降りていく。真正面に裏銀座の山々を眺めながら。

さてと、世話になったパーティーメンバーと別れ、ひとり、黒部ダムまで、降りて行こう。楽しみな道だ。
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