日中の天気が心配。
カップめん食べて、パッキングして、と夜中に活動し、また寝入ってしまったら、仲間に起こされた。
4時、あわてて外に出る。パッキングはしてあるし、用意は万端ですが。。
剱沢のテント場から、剣山荘へとトラバースしていくと、真正面に後立山の五竜と鹿島槍が、堂々とした姿で眺めることができる。

ヘッドランプをつけて、剣山荘に向かう。そこで、もうひとりの飛び入りメンバーKちゃんが合流する。
剱沢小屋とテント場のあたりを振り返る。

剣山荘からの登山者だろう、
一服剱、そこへの登山道に、ランプを明かりが見えている。


夜明けの剣山荘だ。
三年前も、剣アタックは、ここが起点だった。

メンバー揃って。みなさん、ちゃんと装備していますね。(ちょっと後で、装備点検し、修正しました。)
岩稜帯のクサリ場を行く際には、この程度の装備はあった方が良い。
ヘルメットは、落石対策、ハーネスとスリング、カナビナは、鎖にビレイを取るためで、ウサギの耳のように、
二つ用意すれば、鎖の固定ポイントの乗り越えも安全に行える。

いよいよ登りはじめる。

剣山荘の斜面は、湿地帯で、コバイケイソウの一面のお花畑だ。



小休止の後。装備修正済み。



朝日がガスを照らし、その向こうに前剱の威容が、シルエットで。


一服剱あたり。


一服剱からの、前剱の威容はすごい。
まさに切り立った壁のようで、どこを登っていくのだか、道をつけた人の努力が思われる。






谷の奥に、真砂沢ロッジが見えている。


一服剱を振り返る。

前剱の登りに取り掛かる。

この辺りは、クルマユリがきれいだ。


一服剱のアップ。

この辺りから、鎖はべたべたに張られている。



前剱に突き上げていく。

時々日は射すものの、まだまだ雲が巻いている。前剱の頂上は、あいにくのホワイトアウト。


前剱のくだり、痩せた岩稜を富山側にトラバースしていく。

切れ落ちた岩壁のトラバース。ガスのために高度感はないから、慣れない人にはこういう日の方がいいかも。
見た目こわそうだが、きちんとクサリを確保して、足場を辿れば大丈夫。












珍しく、平らなところにケルンがある。




登りと下りはルートが違い、別々のクサリ場が設けられている。


ホント、ガスガスの中。

そろそろ渋滞が始まっている。カニのタテバイの渋滞が伸びてきているはずだ。

カニのタテバイの待ちの列。


タテバイは、この天気じゃ、近くに行かないとみえない。

頂上方面が明るく、期待をもたせるが、タテバイはモヤの中に聳えたつ。


タテバイの取り付き。

さあ。これからタテバイに挑戦。

クサリや足場はがっちり、べたべたに打ってあるので、風がよほどでない限り、安心して登って行けばよい。





もしかして、雲の上に抜けたか・・
雲がなくなってきた。
晴れ。









頂上への瓦礫の道。







早月尾根の分岐点。



北方稜線


あれが、剣の頂上だ。

立山方面。左の遠くは、大天井、常念の方。







剣岳、登頂です。

ごった返す、頂上。


さて、展望でも楽しみますか。
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