06 2012

好天に恵まれた北アルプス裏銀座周遊~⑤バックトゥーザ・野口五郎

今回の山行のクライマックスを無事終え、いよいよ帰路につきます。

今日の目的地は、野口五郎小屋。

上條さんご一家にお会いできるのが楽しみです。

天気は、またまたよさそうですよ。

なんか、俺、いい事したのかなあ、気づかずに。。。こんなにラッキーなことって、何かありそうだよね。




4時半ころ、テントから顔を出すと、雲一つない暁の空に、明けの明星、金星がくきっと見えている。

朝食の準備とテントのかたずけ。今日から、帰路に着く。


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トイレに行くために、三俣山荘へ。背後の鷲羽も、少しずつ明るくなってくる。


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払暁の、大天井から、北鎌尾根、槍ヶ岳。


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北鎌を従え、大槍、大喰岳、中岳。。


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朝食、パッキング、テント撤収。

発つ鳥、後を濁さず。忘れ物はないかな。

三俣蓮華よ。さらば。


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ザックを背負うと、ずいぶんと軽くなった気がする。

それはそうだ、食料がごっそり減っている。

大型ザックが、あまりしまりのよくない形になるくらい、減った。


黒部源流へと、水晶岳を正面に見ながら、下っていく。

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源流近くまでは、すぐ降りてくる。

このルート。もう三度目だ。降りて、登って、また下りている。

黒部五郎が、朝日を浴びだした。


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黒部源流の碑から、これから登る、岩苔乗越を見上げる。

今日もいいお天気になりそうだ。今日は、漫歩だ。昼前で行動停止だから。


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三俣蓮華岳。朝日にくっきり。


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沢を渡って、右岸を登る。


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登るにつれ、朝日が高くなるにつれ、三俣蓮華岳や双六の稜線が、色を増す。


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秋の気配の青空を背景に、祖父岳がゆるやか。


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岩苔乗越に近くなると、ウサギギクの群落があちこちに。

このあたりで、水を満タンに汲む。


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岩苔乗越到着。向こうの薬師岳が大きい。


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薬師と対峙するは、水晶岳のシルエット。


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ワリモ北分岐。


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昨日遊んだ、祖父岳の稜線と、奥には黒部五郎岳。黒部五郎は今度新穂高からアプローチしよう。


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さて、朝日をいっぱいに浴びて、水晶小屋へと向かおう。

来るときはくたびれていたけれど、今朝は快調だ。


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ほんとうに、のびやか。


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こちら側からの水晶小屋への登りは気持ちよさそうだ。


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来た道振り返る。このルートも、烏帽子から長躯、重荷で来なければ、気持ちよく歩けたんだろうな。


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こういう登り、いいねぇ。


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水晶小屋近く、小屋から水晶岳へのルートが向こうに見える。


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トントンと、水晶小屋に到着。


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水晶小屋前からの眺め。

遠く白馬が、後立山連峰の奥に見えていて、針の木や蓮華岳、そして手前の烏帽子などとの濃淡のコントラストがきれいだ。


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反対に、槍ヶ岳方面。槍から穂高は、一段と高いことがわかる。


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高瀬川源流、ワリモ沢。


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野口五郎小屋あたりを出て、東沢乗越の方から急な悪路を登山者がぼちぼち登ってくる頃だ。


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読売新道、赤牛岳の向こうに、立山連峰。やっぱり、高い。


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水晶小屋の前でくつろぐ、拝見したところ、ご高齢者のパーティー。

これから読売新道を奥黒部ヒュッテまで下るそうだ。

今回、読売新道が、意外に多くの人に歩かれていることが分かった。人のいかないところだと狙っていたが、ちょっと考え直そう。


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水晶岳から赤牛岳。赤牛までのピストンをされている方も何人かいたようだし。


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表銀座、大天井岳、常念岳、そして槍ヶ岳。


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望遠にすると、常念岳の右に、富士山と、南アルプスが、甲斐駒、北岳、間ノ岳と続いている。


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トウヤクリンドウ


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さて、水を飲んだら、出発。

下りの要注意箇所を通っていきます。


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こういう、急斜面で、崩れているようなところは、特にお花畑がきれい。


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ザレた嫌な地肌の急斜面の後は、慎重なへつり。


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登っていく登山者を振り返る。


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明るい朝の光は、行動の足取りも軽くする。

荷も軽くなっているが、気分も軽い。

快調に東沢乗越を過ぎ、ゆきに難儀した、岩ごろごろ稜線に向かう。


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振り返ると、水晶小屋から、東沢乗越までのまっすぐな稜線のルートが手に取るように見える。

でも、登りの最後の急斜面や岩場のへつりは見えていない。


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水晶から赤牛の稜線が、一望に。


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遠い立山を見ると、空いっぱいの雲の動きに目を惹かれる。


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ごろごろ稜線を行く。


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すれちがった、大きなザックに赤いウェアのかわいい女性単独行者。

三俣のテント場まで?と聞くと、そうだという。暗いうちに、烏帽子のテント場を出たのだろう。三日前を思い出す。

今回、若い女性のテン泊単独行を何人か見たけど、最近増えているみたいだね。

この後、男性の、やはりテン泊単独行が二人続いていた。がんばれ。


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ゴロゴロ、あともうちょっと。


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いや、まだあるな。。

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近づいてくる、野口五郎。


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でかい。


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真砂岳の中腹に、分岐が見える。明日は、あそこから湯俣へ下る。


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この辺は、お花がきれいでのんびりなんだよね。


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真砂の分岐。ここから野口五郎岳まで、下りが30分だから、登ると40分くらいかな。


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快適、プロムナード。


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眺め、もったいなくて、休んで眺めてばかり。


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真砂岳、振り返る。


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小屋まで一キロ。


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でも、巻かないで、頂上に、また登るぞ。のんびりしてやろう。


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二度目の野口五郎岳登頂。



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小屋が見えた。小屋を見下ろし、昼食とする。小屋まで10分くらいだから、ずっと遊んで、のんびりしていよう。


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と思ったけれど、風が冷たく、あんまり快適じゃなくなって、下ることにした。

小屋でのんびりすればよい。



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烏帽子から登ってきた人たちが受付をしていた。

昨日は30人くらいの泊まりだったそうで、今日もそのくらいだとか。


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ガイドさん中心に、歓談する人たち。みんな、のんびりして、楽しそうだ。

このあと、雨になり、この方々と乾燥室でワイワイ語り合うことになる。

ガイドさんは、売れっ子ガイドさんだった。なかなかしっかりした方だった。


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どうやら、素泊まりは一人だけらしく、自炊場を独占させていただく。



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ひとしきり降った雨がほどなく上がって、雨上がりの青空と雲が、西日に照らされてきれい。

平和で、いいひと時。

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みなさんが食堂に行っているころ、ひとり、のんびりと夕食を作って、食べた。

食材せん滅作戦。減らしに減らす。残っていたラーメンは、雨が降っている間に、さっそく食べたし。

夕食は、残ったアルファ米の五目飯。春雨スープ、梅こぶ茶。


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さて、明日は最終日。

湯俣に下るのは、とても楽しみだ。






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14 Comments

devilman  

TONOさんへ

ほんとうに、行いが良かったに違いありません(笑)
こんなに、山の奥の奥に何日も快適にいられるなんて、
こんなこと、そう簡単に「次」はないでしょうね。

遠景で眺め、想像をたくましくし、そして訪れ、また遠くから眺めて
心の再訪をする、その繰り返しで、山の世界は広がっていきます。

今度は、今まで見たことのないアングルで北アルプスを眺めたくなり、
ついこの間まで、あまり興味が湧いていなかった、薬師岳方面に行ってみたくなっています。

2012/09/11 (Tue) 01:51 | EDIT | REPLY |   

TONO  

No title

北アルプスの深部にドップリ浸かった山行ですね。
しかも天気が良い~!
日頃の行いが余程良いのでしょうか。(笑)

ある山頂から他の山を眺めた時に、登った事のある山はその時の山行とともに
親近感と言うか、懐かしさと言うか、満足感と言うかそれらが混ざった感情を持って、
より深い気持ちで見ることができますよね。
この辺りはまだそういう感覚を持って見れない山域です。
遠くから見たときに何となくあやふやなイメージしか持てない・・・
やはりそれはそこを歩いていないからなんでしょうね。
早くこのエリアを歩いてみたいものです。
南アルプスの深部も同様ですが・・・(^^;

2012/09/10 (Mon) 21:05 | EDIT | REPLY |   

devilman  

K'sさんへ

まさしく、こういう長めの時に、しこしこ急いで歩くもんじゃありませんよね。
ただ写真見ているわけではないので、立体的な風景の中に身を置いて、空気も吸い込んで、陽射しも浴びて、全部感じないともったいない。

山に限らないけど、自然の中に身を置くと、いろいろなことに感動しますよね。

2012/09/08 (Sat) 13:53 | EDIT | REPLY |   

K's  

No title

いやぁ 素晴らしい眺め 天気も最高
こりゃゆっくり眺め眺め行かなくちゃもったいないよね^^
稜線にあたる朝陽に感動しました^^

2012/09/08 (Sat) 02:46 | EDIT | REPLY |   

devilman  

ブルさんへ

そうですね、頻繁に行かれている割には、
ブルさんは北アルプスとか、アルプス級にあまり手を出されていないんですよね。
ブルさんくらいの経験を積まれている方なら、そんなにハードルの高いものではないので、
ぜひ、機会を作って登ってください。
五日は、こんな条件に恵まれるときも来るはずです。

2012/09/07 (Fri) 02:27 | EDIT | REPLY |   

devilman  

aiさんへ

このコースでのんびりできそうな気がしたのは、やはり往復通ったからかな。
ただ一度通り過ぎただけでなく、行って帰ってくると、ルートのイメージって、
より全貌をつかみやすくなりますね。
だから、帰りは、ゆきよりもっと楽しめました。

ぜひチャレンジしてください。とても歩きやすい、いいルートです。
それに、ここじゃなくても、薬師岳や五色が原、南アルプスの赤石岳、荒川岳のあたりなど、
イメージの似ているところ、結構探せばあるような気がします。
そんなところ、一つ一つ辿っていきたいですね。

2012/09/07 (Fri) 02:25 | EDIT | REPLY |   

devilman  

タジさんへ

野口五郎っていましたよね。
この山から名付けたと言ってましたね。本人じゃなくて、会社がね。

北アルプスだって、天気が良ければ、体力さえあれば大丈夫なところが多いです。
タジさん体力あるから、天気狙えば結構いけるのでは。

2012/09/07 (Fri) 02:22 | EDIT | REPLY |   

devilman  

つる姫さんへ Re: 長旅お疲れさまでした^^

九州にもいい山がたくさんあると思いますが、
北アルプスは日本の中で、特殊なものがあるのかもしれませんね。

まずは、上高地を散策して、雰囲気を楽しいで見てくだされば、
次にどこを目指そうか、イメージできると思いますよ。

まあ、僕みたいに行いをよくしておかないと、降っちゃうかもしれませんね。
僕の俵山みたいに。。

2012/09/07 (Fri) 02:20 | EDIT | REPLY |   

devilman  

sachina☆さんへ Re: はじめまして

コメントありがとうございます。
霧の山があれば、こんなお天気の山もあります。
その時々に見える山の顔ですから、
どれもみんな楽しめばいいと思います。

sachina☆さんも、またどんどん登って楽しんでくださいね。

2012/09/07 (Fri) 02:17 | EDIT | REPLY |   

ブル  

No title

こんばんは。
ただただすばらしいです。
北アルプスはほんの一端にしか足を
踏み入れていないので、もっともっと
行ってみたくなりました。
裏銀座すばらしいです。

2012/09/06 (Thu) 23:02 | EDIT | REPLY |   

ai  

No title

本当に贅沢な景色ですねー!
もったいなくて、のんびりしてしまう気持ち良くわかります(^-^)
でも、このルートでのんびりしていたら、いつまで経っても
目的地に辿り着けないですよね^^;(笑)

裏銀座、行きたい〜o(^▽^)o 今回のレポを読んで
絶対に、絶対に、ぜーったいに歩こうと誓いました!!

2012/09/06 (Thu) 20:59 | EDIT | REPLY |   

タジ  

No title

devilmanさんの写真の常念岳、御天井岳、燕岳を見て
あ~~あそこを歩いたんだ~
よく歩いたなぁ・・・と自分を褒めたくなりました^_^;

野口五郎岳は野口五郎って言う歌手が居ますよね
それで地図を見て気に成っていた山です
優しい山の形の山ですね

2012/09/06 (Thu) 20:07 | EDIT | REPLY |   

つる姫  

長旅お疲れさまでした^^

こんにちはv-22

すごい荷物~~でしたね!
縦走登山はまず荷物を担げないと始まりませんねv-356
それにしても晴天の下の雄大な景色ばかり!!
夜明けの景色はなんともいえない美しさですねv-353
よほどdevilmanさんの行いが良かったんでしょうねv-290ぷぷ
北アルプスを一度は歩いてみたいですが、あれもこれも良くて絞り込めませーん。
つか、また山々の位置さえもよくわからずにいるのですが(笑)
私がもし挑戦するならば、超!初心者コースで歩けるところが第一候補かなぁ~
実現する日のために、膝をしっかり治しますv-91

2012/09/06 (Thu) 15:21 | EDIT | REPLY |   

sachina☆  

はじめまして

devilmanさん、こんにちは!初めまして。

満点の星空から、朝日を浴びて刻々と表情を変えていく山々。
素晴らしいですね!!

私にはできない冒険のような旅。
一緒に行ったつもりで楽しませていただきます。
続きを楽しみにしてます♪

2012/09/06 (Thu) 09:17 | EDIT | REPLY |   

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