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01 2012

好天に恵まれた北アルプス裏銀座周遊~②長躯、でも満喫の12時間行動

いよいよ、縦走の始まりです。
深夜過ぎには目が覚めてしまったので、2時ころから準備を開始しました。

少し離れたところに張っているテントからも、準備の音が聞こえてきます。
南へ縦走するテント泊は、三俣か雲の平か、いずれにしても長距離移動になるので、
暗いうちに出なければならない。

そして、野口五郎、水晶、鷲羽、と高峰の頂を踏みながら、である。

天気予報は安定した好天を告げてはいるが、夕刻の大雨も、同時に予想している。
ただ、こういうのは、「ところにより」という言葉がつく。
どこだかわからない。
幸い、高嶺を歩いていると、雲がどこで発達するかは見える。

いずれにしても、できれば早いうちについて、テントを張ってしまいたい。
雨は、行動中ではなく、テントで降られたいし。
最近雷に撃たれて亡くなった方もいるし。

さて、パッキング終了。
当然、テントは朝露でぬれているので、重量は増えている。
昨日のブナ立の登りで、重いゼリー飲料やフルーツのパック、そして夕食で生コメなど、なるべく重いものは消費したが・・

でも、水は満タン。途中、水場はない。最後で鷲羽に行かないで黒部源流を経由すれば、岩苔乗越の下りはじめで水はあるだろうけれど。それは最終コーナーの話だ。

相変わらず、満タンぽいザックで。ちなみに、このザックは、70/80リットル。秋葉原のニッピンで、一番たくさん入るのをください、と言って買ったもの。確かに、まだまだ入る。


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3時半に、真っ暗だし、テント畳んでしまったし、することなくなり、出発。

ヘッドライトをつけて歩き出す。

写真はない。しばらく下り、ほどなく登りの、ガラガラ石の転がった尾根を行くようになる。

森林限界は、すぐ超えた。半天に星空。夏のオリオンが良く見える。

西の方、富山の平野だろうか、街の明かりが瞬き、その上空で稲妻らしい閃光が、時々走る。

富山は早朝から雷雨か。

15分ほど歩いたところで、荷を下ろし、しばし夜景を楽しむ。下界の閃光は、見ていて美しい。

ただ、山の上に雷雨が来られると、困る。。。今日の行動、早くしなければならないか、どうなのか、不安な気持ちになってくる。


しばらく、時を過ごしていると、後方にライトがちらちら見えてくる。誰か、同様な早発ちの人が、烏帽子を出発したのだろう。

その人をやり過ごしてから、出発しようか。。。。こちらは荷が重く、歩みは遅いはずだから。

それまでライトを消していたが、びっくりされると困るので、ヘッドライトをつけて待つ。

ほどなく、その人があいさつして、行き過ぎたので、荷を背負う。

三ツ岳へ、ゆっくり登っていく。道は緩やかで、砂礫もあるが、おおむね歩きやすい。

ライトに浮かび上がる道形をみながら、もくもくと行く。

小一時間のぼると、東の空が染まりだす。4時半過ぎ。

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ゆく手に、槍ヶ岳のシルエットが浮かび上がる。

登っている斜面は、次第にあかるくなって、ヘッドライトは不要になる。


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唐沢岳の向こう、安曇平野は雲海に覆われている。。こちら側は、西の富山と違い、雷雲の発達はない。

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北を見ると、シルエットが重なってわかりにくいが、左から、旭、白馬、針ノ木、五竜、鹿島槍、そして蓮華岳の峰々が、朝日に浮かんでいる。


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暗い中、辿ってきた、三ツ岳の北斜面が朝日に、明らかになってくる。


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こうなると、足を止めて写真を撮る時間の方が長くなり、歩は進まない。

燕岳の稜線の向こうに、左に八ヶ岳、富士山、南アルプスの甲斐駒、北岳などがシルエットでくっきり見えてくる。


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雲海と、上空で赤く染まる雲。


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赤牛など、読売新道の稜線も染まってきた。


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これから、まだまだ辿る、三ツ岳の稜線。ただし、ほとんどは巻き道。


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後から追いついてきた、糸魚川のKさんと、話しながら行く。

せっかくだから、展望を期待して、巻き道ではなく、稜線に上がろうと、上に登った。


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富士山、南アルプス、手前は大天井。


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三ツ岳の三角点ピークに、朝日が姿を現した。


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太陽が昇れば、山々の姿がみな浮かび上がってくる。

辿ってきた、烏帽子岳からの稜線も、針ノ木岳や後立山をバックに、明らかな姿が見えてくる。



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左には、立山が大きい。中心にちょこんと見える烏帽子岳。まだ朝だけど、ずいぶん歩いてきんだな、と変な気分。


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前方、槍ヶ岳と、その左に、ちょこんと尖がった、前穂高岳。右前方には、目指す野口五郎岳が大きな山容を見せ始めた。


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野口五郎岳が、朝日に赤っぽく、染まっている。その右には、鷲羽岳が顔を出した。


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この緩やかな稜線を、漫歩していく。荷は重いはずだが、そんなに感じない。

巻き道も多く、あまり稜線を辿らない。

緩やかで、路面も歩きやすい。


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右端は、越中沢岳で、その左の尖がったのはスゴの頭だろう。

その遠方に、わかりにくいが、富山湾と富山の街が見えている。そして、やはり積乱雲や積雲が発達している。


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野口五郎小屋への400m。


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300m。


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200を見落として、あと100m。


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小屋が突然、見えた。

野口五郎小屋へのクレーム(?)は、直前まで小屋が見えないことなんだそうだ。(FACEBOOKより)

右の登山者は、糸魚川のKさん。

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FACEBOOKで毎日のように情報を読んでおり、時々コメント交換もしているので、初めて、実物の前に立つとうれしくなる。


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小屋の上條さん一家と歓談させていただく。


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帰路に泊めていただきたいと申し上げ、早々に出発。先に行ったKさんを追う。

三俣は水が豊富だから、とお聞きし、安心する。

ちょうど7時頃だ。出発して、もう三時間以上たつ。




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野口五郎岳山頂。小広いところだが、ここの利点は、360度の大展望だ。

北アルプスのど真ん中というだけでなく、富士山はじめ、四方八方の山々が望める。

写真をまたまた撮りまくり、味噌キュウリを食べる。


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野口五郎岳からの縦走路は、緩やかに、西側を巻いて真砂岳へ向かっているのが見える。

槍-穂高と乗鞍岳が、存在感ある。


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今日の行く手が見えた。

真ん中の三角錐の鷲羽岳が、今日の最後のピーク。右端のピークは、中間点の水晶小屋のあるピークだ。

そこへの、一見なだらかに見える尾根を、これから辿っていく。


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左、水晶小屋が小さく、ピークの直下に見えて、右に、水晶岳の双耳峰をピークに、稜線がスカイラインを形作る。そして、東沢源頭の氷河地形が広がる。



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逆に、頂上から北を振り返ると、手前に野口五郎小屋、そして背後に遠く、後立山連峰が白馬岳まで見えている。


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北鎌尾根を従えた槍ヶ岳は、力強さ、手ごわさを感じるが、その手前の異様な、硫黄尾根、そしてさらに手前の竹村新道の湯股の尾根にも、存在感がある。


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槍ヶ岳のアップ。北鎌から、槍、奥穂、ジャンダルム。西穂までが硫黄尾根をアクセントに、その威容を誇っているように見える。

やっばり、来るところに来れば、山の眺めはすごいや。

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青空にくっきり、水晶岳の稜線。

水晶岳が双耳峰だって、あまり知らないんだろうな。


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さて、真砂岳を巻くと、湯股への竹村新道の分岐がある。糸魚川のKさんは、ここから下って、湯股で温泉につかって一夜を過ごすとのこと。星空の撮影に登ってきたそうで、人なつこい、なかなか楽しい方だった。

いずれ、三日後には自分も、ここを下る予定だ。

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上空の風は強そうだが、


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西の空は安定していそうだ。。


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鷲羽やワリモを正面に見ながら、水晶小屋への稜線を辿っていく。


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真正面に、均整のとれた、鷲羽岳、ワリモ岳。


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立山連峰。


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高瀬川の源流と、そこへのガレの落ち込み。



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黒部川の支流、東沢の、のびやかな谷。このまっすぐにな沢の遡行は、時間があったらやってみたい。楽しいだろうな。


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振り返る。なかなか、この間の稜線は手ごわい。なかなか進まない。

緩やかな道のお花畑に見とれているせいでもなさそうだ。


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なにしろ、大きな岩がごろごろ、いちいち乗り越えるのに、重荷を背負っていると、身のこなしが、結構つらい。


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のんびりした道、と思うと、それはひと時だったりする。


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近づくと、水晶小屋がずいぶん見上げる位置に変わってくる。

最後の登りは、結構急なのだ。


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水晶岳も、大きくなってきた。


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鷲羽もワリモも。


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燕の稜線の手前に、竹村新道の稜線。ピークは、南真砂岳。


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湯股へ尾根が急傾斜で落ち込んでいく向こうには、大天井と、右は常念岳が見える。


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やれやれ、東沢乗越に到着。9時半だ。

ここは、のんびりしたいいところ。ただし、結構疲れてきた。30分ほど、昼食にする。



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烏帽子方面に縦走していく人も多い。朝、雲の平や三俣を出た人だろう。大きな荷物の人は、テント泊で、烏帽子までは遠いですよね、とだいたいが話す。

とりわけ大荷物の学生風のイケメン君に話を聞くと、五泊のテント縦走で、西穂からジャンダルム、穂高岳山荘テント場、大キレットから南岳テント場、槍ヶ岳テント場、そして西鎌下って双六、三俣テント泊、そして今日は烏帽子まで行きますとのこと。

大きな荷物での岩稜歩きに十分な時間を取って、細かく泊まっての縦走は、慎重さを感じる。
それでも、北アルプス二回目でいきなり西穂の稜線を五泊のテント装備で歩くとは、なかなか大胆。
気持ちのいい青年だったので、これからも慎重に頑張ってくれればよいな、と見送った。


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振り返る稜線は、夏空の下で、くっきり。夏山、満喫だな。


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こっちは、行く手。急だな。。


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裏銀座縦走路と、広々とした東沢。


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登りはじめて、振り返る。南真砂岳が緑濃い。


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それ、時々登山道のど真ん中でのそのそ歩いていたり、踏んづけられて潰れていたりした、何かの幼虫。


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水晶小屋へのすごいガレ。


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この、急で、切れ落ちた、なかなかの難所。下るときは、スリップ注意かな、ザレザレの箇所も多い。

ただし、こういうところは、お花畑が見事。


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急登の途中から、黒部湖を見下ろす。


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頭上の、水晶小屋。


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もしかして、この稜線、裏銀座縦走路の、隠れた核心かもね。


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とうちゃ~く。エリアマップのコースタイムは、東沢乗越から40分などと書いてあるが、それはないな。。

小一時間かかったぜ。


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最近、テレビや雑誌に取り上げられている水晶小屋、こじんまりして感じのいい小屋みたいですね。

こちらは、それとは関係なく、小屋の上の分岐に荷を置き、サブザックに飲料や雨具詰めて、出発。

水晶岳をピストンする。


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水晶へ向かう尾根からは、すぐお隣に、雲の平が見下ろせる。

真ん中に、雲の平山荘も見えている。


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大きな、黒部五郎岳も。


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そして、左の鷲羽から、遠く双六、右端の三俣蓮華岳まで、北アルプスの核心部が見えているよ。


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ゆく手は、水晶から赤牛岳への稜線。


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小屋を振り返る。


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岩苔沢の源流あたり。


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反対側。東に向かって、東沢への落ち込み。


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正面、岩苔乗越と、その向こうに、三俣蓮華岳、双六岳など、氷河地形が広がっている。


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水晶岳へは、岩峰を西側に巻いていく。


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西斜面をトラバース。


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ピークが見えた。


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イワベンケイかな。


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ついたー。


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ついに、長年の望みをかなえて、水晶岳に登頂しました。

満足。


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見下ろすと左端に南真砂岳が見えているし、東沢乗越から水晶小屋への稜線も一望に見えている。

手前の岩尾根、ゴジラの背中みたいだね。


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水晶小屋が小さく見えるけれど、ここまで登るのに、30分。お手頃な距離だ。


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赤牛岳方面へ延びる稜線。


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そのアップ。赤牛岳。


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逆に、鷲羽や双六岳方面。


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そのアップ。あの、鷲羽まで行かなきゃ、だな。


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分岐まで戻り、パッキング直して、しばし休憩。


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結構人に慣れている、イワヒバリくん。


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夏雲だなあ・・


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鷲羽とワリモに、雲が湧いている。


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ずいぶん歩いてきたような気がしているが、湯股への尾根は、あまり遠くならないな。



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あそこを湯股へ降りるのは、まだ三日後のこと。

こんなに長い山を楽しめるの、いつ以来だろうか。

天気が持ってくれればいいな。


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体力的にしんどかったのは、真砂から水晶へのごろごろした尾根だったが、

精神的につらかったのが、この、水晶小屋から下って、氷河地形の中をダラダラとワリモの分岐まで登っていく道。

地図で見ていたイメージと違い、何でこんなに登りがきついのか、ちょっと気持ちに来た。


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それでも、時間的にはかかっていなかったようで、予定通り、ワリモ北分岐まで来た。

岩苔沢の源流一帯が、左の雲の平の台地の下に広がり、奥に薬師岳の大きな山が、雲に巻かれている。

北アルプスの、スケールの大きな山々を、空間を、大気を、本当に楽しんでいる。


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ワリモ北分岐。


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目の前に広がる、すぐ下の岩苔乗越から、祖父岳への稜線。


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しばし、休憩。


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ここは、ワリモ岳、鷲羽岳を経て三俣に行くか、岩苔乗越から黒部源流まで下って、三俣小屋へ沢沿いに登る巻き道か、その分かれ道だ。

ちょうど一時。休憩や水晶のピストン、食事時間も入るが、ほぼ10時間行動。

雲の感じは、まだ夕立が来る雰囲気はない。鷲羽を予定通り、越えても、三俣のテント場には3時頃にはつけるだろうから、雨の心配はなさそうだ。

ただ、結構精神も肉体も、来ていて、逃げたくなっている。

でもなあ。。。鷲羽に登らないでは帰れない。このまま登った方が、高度的にも、ずっと得。

別に、バテてはいないし、足も大丈夫。


後悔するより、行くか。。。

冷静に考えれば、こんな時に登らなくて、いつ登るのってことです。

てなわけで、登ることにした。周囲の人は、乗越に下っていく。


こんな道だ。黙々と登れば、それなりの時刻にはつくはずだ。


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高瀬川の奥地、ワリモ沢の詰め。


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ワリモ沢、全景。ずいぶん、奥地まできた。。


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眼下には、三俣山荘も、テント場も、その先、三俣蓮華岳から双六岳へのゆったりとした山脈が広がっている。

あの、巻き道を、お花畑や草紅葉を楽しみながら歩いたことがあるけれど、絶対にお勧めのコースですよね。


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三俣山荘、その右奥にテント場。ずいぶん離れているな。。。。


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またまた、イワヒバリくん。


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ワリモ岳のピーク下の岩場。ザイルが張ってある。


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さて、小休の間隔を狭めて、リズムを崩さず、無理しないで歩みを進める。

最低鞍部に下って、後はあの登りをこなせば、テント場まで下るだけだ。。

(でも、実はそれが、そんなに簡単ではなかったんだけれど。)


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最低鞍部から見下ろす、ワリモ沢の詰めの雪渓。



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鷲羽の最後の登りから振り返る、ワリモからの稜線と、奥には水晶岳。


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登頂。

本日、最後のピーク、そして、いつしか憧れていた、鷲羽岳の頂上からの眺めが見られるか・・・・


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14時半。午後の雲が湧いている。

それでも、眺めは雄大だ。

雲がない時にはない、ダイナミックさのある大展望だ。


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来し方、烏帽子から野口五郎、水晶の峰々。

ずいぶん歩いたもんだ。


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ご褒美のオレンジ。

パッキングの最後に詰め込んでおいてよかった。


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これが、見たかった鷲羽の池、そして。。。


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なんだ、槍ヶ岳が隠れているではないか。。。最高のアングルが、見られないじゃないか。


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しかし、確かに、この鷲羽の池、その周囲の盛り上がりと、間に硫黄尾根をはさみ、北鎌尾根の重厚な存在感と、槍の穂先への高まり。。

おっしゃるとおり、素晴らしい、光景になりそうな、山々の配置だ。


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影で黒々とした北鎌尾根がアクセントになって、背後の常念や大天井、表銀座の尾根も、手前の鷲羽の池の引き立てになっているな。


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さあ、下りましょう。

すぐそこに見えるけど、三俣の小屋へ。


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なんか、なかなか近づかない。。。



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この、ザレザレの下りは、ワリモ側からの登りの道とは違い、えらく疲れる。

それでいて、長い。延々とジグザグを切り続ける道は、この12時間近く重荷で歩いた体には、結構きつい。


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といいながらも、最後の、小屋へのちょっとしたのぼり、ハイマツの中の小屋へのなかなかつかないアプローチも、いつしか、

ようやく、小屋に着きました。



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振り返ると、確かに、鷲羽は高いよ。

下りで、55分かかった。これは、こっちから登らなくてよかったね。



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テントの申し込みをして、指示されたとおり、ハイマツの中の道を、テント場まで歩く。


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テント場は、三俣蓮華岳の斜面を上がっていったところにあり、幾段にもなっている。

これは眺めが良い。


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でも、小屋が遠くなると、トイレも遠いということなので、一番下段に、いい場所を見つけ、12時間ぶりに、テントを張った。



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いやあ、何とか歩き切ったね。

それにしても、いい天気。展望も申し分なく、大満足の縦走だった。

鷲羽岳を望みながら、昨日と同じく、米を炊き込みご飯の素と炊き、ハンバーグに味噌汁で夕食にした。


遅くなって雨が少しパラついたようだが、夕立になる事もなく、しずかな夜とになった。


食事のかたずけが終わって、ダウン着て、シュラフに足突っ込んでいると、そのまま寝入ってしまった。

何度か時計を見たようだが、ろうそくもライトも一度もつけることなく、午前3時ころまで、数回のまどろみを繰り返しつつ、眠り続けたようだ。

そんなことなので、次の日は休養を兼ねて、雲の平の散策と決めていた。


本来は、黒部五郎ピストンだったが、体力や足のことも考え、帰りの余力も残さねばならないし、今回は雲の平の方がいいという判断となった。

のんびりして、思う存分この気分味わい、重いもの、食いまくり、いい日にしよう。




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- 10 Comments

devilman  

伯苑さんへ

ご来光、雲、青空、そして花々、木漏れ日、木々、苔、鳥、動物たち、
そして表情豊かな地肌や石や岩、
飽きることないです。

2012/09/06 (Thu) 00:45 | EDIT | REPLY |   

伯苑  

No title

雲海に朝焼けそしてご来光!!!
すべてがなんとも美しいですねぇ~

かわいい高山植物との出会いもいいなぁ~

2012/09/05 (Wed) 14:30 | EDIT | REPLY |   

devilman  

aiさんへ

もしかして、aiさんたちに会えるかな、と淡い期待もしていましたが。。
水晶で出会った若いカップルが、ちょっとaiさんとウェアが似ていたので、
気になったりしましたけれど。。

烏帽子から野口五郎-湯股の周回、あるいはピストンでも、
わりに、無理なくできる気がして、紅葉を見に行こうかな、と
密かにもくろんでいます。
日程が難しいですけどね。

aiさんたちも、ぜひ登ってください。このコース、とても道が良いので、
負担はそんなにないと思いますよ。
ペースだけを気をつければ、体力に合わせて楽しめると思います。
小屋泊まりも織り交ぜたりね。

2012/09/03 (Mon) 01:15 | EDIT | REPLY |   

devilman  

TONOさんへ

なかなかの充実コースでしたよ。
12時間は、出発から到着までの経過時間なので、
今回は、前半は写真とおしゃべりで、結構のんびりしていました。
装備が重いので、体力的には楽な一日ではなかったのでしょうが、
自分のペースで行動できたので、いっぱいいっぱいの感じではなかったので、
まあまあです。ちょっと自信回復したかな。
テント縦走から遠ざかっていましたからね。

今回のコースは、いろいろな山をいろいろな角度から眺められたので、
おもしろかったですよ。
なかなか、立体感を楽しめました。
やっぱり、山の奥深く入り込んでの山旅は、緊張もしますが、
楽しさの深さが違いますね。

是非、チャレンジしてくださいね。
お奨めです。

2012/09/03 (Mon) 01:11 | EDIT | REPLY |   

devilman  

ブルさんへ

こういうコースを取り、こんな天気に恵まれ、
体調も何とかなり、雨もあまり当たらず、
人間、いいこともあれば、悪いこともあり、めぐりあわせですね。
コツコツ登っていると、いろんなことがありますよね。

12時間と言っても、ご来光の写真や他の登山者とのおしゃべりや、みんな入ってのことですから、
実行動時間はそんなでもないはずです。

天気が持ってくれたので、こんないい山旅ができたという結果です。
テント泊は、そういう意味でも、充実感を味わうのに、
いいですよね。

オレンジに限りませんが、最近山に持っていっていなかったので、
これに味しめて、又持っていこうと思います。

2012/09/03 (Mon) 01:05 | EDIT | REPLY |   

devilman  

K'sさんへ

ご来光を迎えるのは、いつものことながら、自然の営みに時間を合わせたリズムになり、
それが、気持ちを厳かにさせるような気がしています。

何度も書いていますが、本当に天気に恵まれました。
それに尽きるかな、こういうこともあるんですよね。
感謝、感謝。

2012/09/03 (Mon) 01:01 | EDIT | REPLY |   

ai  

No title

裏銀座、やっぱりイイですねー!!
素晴らしい天気の中、念願を果たされて良かったですね!
羨ましい限りです☆
今年の夏は、烏帽子岳〜野口五郎岳までは歩きたいと
思っていましたが、八月にほとんど山へ行けなかったので
体力的にどうだろうと悩んでいるところです。

写真で眺めるだけでも、本当に長い縦走路ですね^^;
精神力、体力、計画性、すべてが整っていないと、
チャレンジ制覇できない路ですよね、いつか私達も
静かなこの縦走路を満喫してみたいです♪

この先のレポも気になって仕方ないです!
楽しみにしてますo(^▽^)o

2012/09/02 (Sun) 23:48 | EDIT | REPLY |   

TONO  

No title

フル装備で12時間の稜線歩き、お疲れ様でした。
地図を片手に拝読させて頂きました。
それにしても素晴らしい景色ですね~
いつかは自分の目で見てみたいと言う思いを新たにしました。

水晶岳って双耳峰だったんですか!?
初めて知りました・・・過去に登った事あるんですけどね。(^^;
でも真横から水晶を見る機会ってなかなかないですし。

2012/09/02 (Sun) 18:38 | EDIT | REPLY |   

ブル  

No title

どこをとってもすばらしいですね。
テント装備で12時間とはすごい。
疲れもすごかったとは思いますが
それを凌駕するすばらしい山歩きだった
んですね。
山で食べるフルーツはほんとうにおいしい
ですよね。生き返ります。

2012/09/02 (Sun) 12:54 | EDIT | REPLY |   

K's  

No title

壮厳なまでの朝
晴れ渡った山並み 素晴らしいねぇ
家にいながらにして 一緒に登ってるような気になりました
ありがとう^^

2012/09/02 (Sun) 02:16 | EDIT | REPLY |   

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