今日は、どこの山の天気予報見ても、どの山も雨。。
さらに、全国的に大気が不安定で、短時間の集中豪雨、雷雨に注意、という。
山なんかとんでもない・・のかな???
別用があって早朝に出かけることになっていたので、準備さえしてあれば、そのまま山に行けたはずなのに、
天気予報は悪い。実際、早朝、雨模様だった。
でも、そのまま布団に戻らず起きていたが、あまり悪くなさそうだ。
じゃあ、行くか。。と思ったのは10時過ぎだから、このままじゃ大したところには行けない。
以前よく行っていた、ご近所の笠山や大霧山じゃ、物足りないというか、あまり満足できない。
それに、比企三山あたりは、夏じゃないでしょ、行くのは。
そう考えてくると、いつも、武甲山から小持山、大持山の稜線が思い浮かぶ。
この間、午後から登山で武甲山をやって、なかなかよかった。
山も、雰囲気も、楽しめる。
で、今回は、大持山をメインに、妻坂峠から入ってみようかと決めて、11時過ぎに家を出た。
登山口への車の移動が一時間はかかるので、一の鳥居に駐車して歩き出したのは、12時40分。
いつもの日和なら満車に近い駐車場は、今日は半分くらい。下山してきた夫婦がかたずけをしている。
こちらは、トレランシューズを履いて、そそくさと出発。武甲山とは逆に、鳥居を出て妻坂峠へ。

いつもの狛犬君に見送られて。狼だけど。


峠への登山道に入ると、道が沢筋のように崩壊しているのに驚く。水害だ。いつのだ??

相当えぐられて流されたようだ。

山腹に取りつくところに来る。この写真の右からきている沢から押し出したのだろう。
濁流が押し流したと想像できる。

山の斜面を九十九折に登っていくところに、変化はない。武川岳がすぐそこに見える。
どんよりしており、いつ降ってもおかしくない。ただ、雷鳴はどこからも聞こえていない。

峠直下で、一か所、木が根こそぎ、道の上に倒れていた。少しよじ登って越えなければならなかった。

妻坂峠。
ここは好きなところだ。ひっそりとお地蔵さんが佇み、このちょっとした草原に風が渡る。
ここまでで汗はびっしょりかいたが、空気は涼しい。

腰を下ろして、遅い昼飯。今日は、一年前に七月に同じコースで大持山に登った時と同じく、すき家の牛丼。
秩父で買った。今回は、にんにく牛丼。にんにくの茎の炒め物にキムチを和えてある。
でも、食いすぎだ。おなかが苦しくなった。

ここから主稜線までは結構な急登だが、大した距離はない。
慣れると、負担にはならない。40分くらいで行ける。

どんどんガスってきた。

一時は視界が2-30メートルくらいになった。
こんなはっきりしたルートでなければ、不安になるところだが。

稜線に到着。少しパラついてきたので、急いで頂上を踏まんと、速足で登る。

5分かからず、大持山頂上に。 当然、誰もいない。


雨はすぐ止んだようだ。遠い雷鳴すらまだ聞こえないが、もし驟雨が来た場合に、下るのは、元来た道より、
この先縦走して、小持山からシラジクボ経由で降りたほうが、道がいい。
時間はそれほどかからないので、このまままっすぐ行くことに即決する。

大持山から小持山への稜線は、結構岩交じりの痩せ尾根。条件が良ければ、楽しいところ。
大持山を出てほどなく、ガスが薄くなってきて、ぼんやりと武甲山まで見えるようになってきた。

あれっ、と思う間もなく、日が射しはじめた。

みるみるガスが上がり、眺めが利きだした。

振り返ると、大持山と、辿ってきた妻坂峠からの稜線のガスは、すっかり取れている。


あっという間に、奥武蔵の山々の視界が広がっていく。

小持山の頂上に着くころには、「晴れ」になっていた。この間、20分も経っていない。



積乱雲は、ちょっと遠い。大気の動きは、おもしろい。こっちには雷雨は来ない。

山は、もう秋だな。

左に、武士平の分岐。 先に見える赤布は新しい。誰かが最近辿ったのだろうか。
慣れない人が見たら、武甲山と間違えて引き込まれるかも。
それなら、分岐の指導標を立てるべきだろう。

すっきり武甲山が、見える。大きな山容だし、きれいな形。裏側を知らなければ、だけれど。



シラジクボ近くなると、稜線は、漫歩になる。
この辺りは、どの季節に来ても、いいところだ。


上は高くなった武甲山を見上げ、鞍部のシラジクボを見下す。

休憩スポットだけれど、夏は夏草がきついかな。
ただ、渡る風は涼しかった。

指導標の左下に見える、木の間がぽっかり空いたところの、下山路に入っていきます。

出発した時からは想像のつかない、良い天気、青い空。


持山寺跡の分岐の石碑。

あの橋を渡れば、武甲山の参道と合流。

分岐にも、夏草が生い茂る。

武川岳も、今は暑そうに見える。

到着。車は、みんないなくなって、二台だけ。
3時間の周遊でした。
このコース、お散歩としては、お気に入りです。
もう少し早く出ていれば、武甲山も加えれば、その頂上での憩も合わせ、さらに充実するはず。
秋の日に、また来よう。誰か誘ってもいい。

皆野寄居有料道路で、帰りの車から。
この辺りでは、入道雲は、それほど発達しなかったようだ。

午後を無駄に過ごさなくてよかったな。
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