18 2012

奥秩父、緑の回廊~甲武信岳-雁坂峠③

奥秩父の魅力と言ったとき、「緑の回廊」、「苔むした森の美しさ」などなど、いろいろな表現があるようだが、

少なくとも、森林限界をあまり超えない、しかし山の深さ、高さのあるこの山域の魅力は、「森」を抜きには語れない。

奥深い森、そこに降り注いだ雨、水が、そこを深く潤す。

根を張り、葉を広げ、そして苔むし、すべてが湿気を帯びた森が、細く差し込む太陽光に、生きた光を輝かせる。

森は命を豊かに育む。


そんなイメージが、奥秩父の魅力かもしれない。

多種多様な鳥の囀り、地鳴き、そして猿や鹿、はたまたもっと大型、そして小型の四足動物たちの息づき。

容易に感じられる。


こんな山は、やはり、しずかに、耳を澄ませて歩きたい。



密生した木々の間を、主稜線へ、巻き道を行く。

朝の光が差し込み、それが映し出す光景の美しさに、しばし足を止める。


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20分ほどで、主稜線に出る。


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破風山へ、朝露に濡れた葉を押し分けて、歩き出す。


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ガスってきた。


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崩壊地に出る。白ザレの下りを心地よく行くが、東の方は雲が渦巻いている。


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破風山と木賊山の鞍部に、笹の原っぱがあり、避難小屋が立っている。

とても立派で、中もきれいな小屋だ。


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中に、ストーブがあり、冬でも凍えずに泊まれそうだけど。。

火には気をつけなきゃ、ね。


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破風山を目指す。


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十文字峠方面の稜線。


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空には、秋を感じさせる、高層の雲。


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この白骨は、それほど小さな動物ではないな。


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西破風山


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東破風山、休んでいたら、少し晴れてきた。

が、すぐガスに中に。。。


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笹原の中に、ぽつんと、4等三角点があった。


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ここの大岩の前に、修行をしたとの記載がある。昨年のことらしい。


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やれやれ、最後のピークじゃ。


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雁坂嶺の頂上。

なんだ、一週間前に来た時とおんなじような天気だね。

もっとガスが濃いか。。


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昼食。

キュウリを食べる。

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雁坂峠へ下る道。

先週、雁坂小屋の方が刈り払いをしていたが、その後で、ずいぶん歩きやすくなっている。



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すっかりガスの雁坂峠。

これじゃあ、先週みたいに昼寝をする気になれないな。


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今週は、先週とは反対側、広瀬へ向かって下る。

全く雰囲気の違う道。晴れていれば、大変眺めが良いのだろうが、この季節、太陽にあぶり殺される可能性もあるので、

まあ、こんな天気でもよいとしよう。


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ひたすら、カヤトの間を、折り返し、折り返し、下っていくが、道の上には大きな石はほとんどなく、

足裏の負担はとても軽い。



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30分ほど、ひたすら下ると、沢を渡り、道はトラバース道になる。


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沢が近づいてきた。


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下りはじめて一時間、右岸から左岸に渡る。ここで、沢の水で顔を洗い、休憩する。

下山時のいい時間。

高度が下がると晴れてくる。山は雲の中で、下界は晴れているのだ。


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入山時のヌク沢沿いの道と同様、心地よいトラバース道を行く。高低差はほとんど感じない。


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山道は終わり。林道に降りつく。ちょうど林道の終点は橋になっている。


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舗装道路を一時間。自転車か、キックボードが欲しい。


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雁坂トンネルの料金所を覗き込む。この脇の駐車場に止めても、こちらに登ってこられる。

ピストンする気なら、ここに車を停めてもいいかも。


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国道に出る。後は、駐車場まで、国道脇を遡ればよい。。。はずだが、勘違いして、逆に10分ほど下ってしまい、

戻る羽目に。。


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やれやれ、駐車場到着。

相変わらず、賑わってるが、車の陰でそそくさと着換えてしまう。


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本当に久しぶりに奥秩父の縦走路を歩いた。

縦走路という意味では、考えてみれば、本当に若いころ、増富鉱泉から入って、金峰山、大弛峠、国師岳、甲武信岳

と縦走し、雁坂峠までの予定を、台風で、戸渡尾根、ヌク沢に下山してしまって以来だ。

その時歩き残した木賊山から雁坂峠を、今回トレースできたわけだね。


そうであれば、次回は、雁坂峠から雲取山まで歩くとするか。

三峰から雲取山、そして飛龍山、笠取山、雁坂峠、岩動場、川又と歩けば、二泊で行けるね。

雲取り山荘と雁坂小屋泊まり。テントでもよい。

奥秩父、秋の目標は、股の沢林道-十文字峠-白泰山と、この縦走にしよう。

雲取山から石尾根を奥多摩駅までという部分が残っちゃうから、それもついでにいつか。

これで、奥秩父主稜線の全トレースが、ん十年ぶりに完成するんだね。








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2 Comments

devilman  

俄歩人さんへ Re: 森に差しこむ陽光輝く・・・

コメントありがとうございます。
最近は、アクセスの良いことに気付いたため、奥秩父ばかり行っている気がしますね。
雁坂トンネルまで、自宅からR140を辿って2時間。
ここを中心にいろいろとコースが、頭の中をめぐっています。
身近に味わっていると、奥秩父の良さがいろいろと感じられてきます。
他の地域との差、そのわけ、などなど、登山も頭を使えば使うほど、奥が深くなる事にも気づきました。
今頃…、と言われそうですが。

テントはどうなんでしょうねぇ。買い替えるといっても、最低十年は使いますから、
いきなり、こんなに軽くなって・・と思いましたが、初心者も飛びつきやすくはなっていますね。
耐風性や防水性は、それなりの条件下で張っていなければわかりませんので、
まあ、あまり試したくはないですよね。

中の居住性は、20年近く使ったテントと変わりません。
サイズに関しては、それこそ、以前は長い方が180センチというテントもあったので、
そういうことは改善されていますが、基本、高さは変わらないと思います。
あとは、使い方の工夫ですよね。

また、よろしくお願いします。

2012/08/18 (Sat) 18:52 | EDIT | REPLY |   

俄歩人   

森に差しこむ陽光輝く・・・

 こんにちは devilmanさん
一週間前の武州側、今回は甲州側からと静かな奥秩父の緑林と渓を
楽しんでいらっしゃいますね。
中・高生時代から培った山岳逍遥にさらに磨きがかかってきた感じ。
甲武信に比べ木賊や破風の大きさが際立つ稜線でしたね。

 何代目かのプロモンテ、背が高く室内での動作が楽そう・・・、
ポールやフレームの強さなど 稜線での耐風性はどうなのでしょう。
峠からの降りの沢沿いの道は涼しげ、が、最後の舗装林道1時間は
根性が要りそうです。
楽しく拝見させていただきました。

2012/08/18 (Sat) 13:09 | EDIT | REPLY |   

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