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21 2012

穂高よりの転進は、南八ヶ岳へ。。編笠・権現、青年小屋泊 その②

青年小屋の夜が明けて、というか、またまた寝坊し、四時起床のはずが目が覚めたら五時過ぎ。

ほとんどの人たちが出発準備に動き回っていた。。。

三時に起きたのに、二度寝はだめだな。。


簡単に、昨日の残りごはんを雑炊にして流し込み、サブザックに必要な装備を整え、残り荷物を小屋に預けて出発となる。


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権現岳への道に入る。


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この辺り、三月に登った時、ラッセルが深くなっていったことを思い出しながら行く。

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森林限界を超えると、ノロシ場。

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ゴゼンタチバナ

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ウスユキソウが咲いている。

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ノロシ場。


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この木の下をラッセルしたなあ、と思い出す。胸まで潜ったっけ。


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西ギボシへの急斜面を登る。

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ミヤマシオガマorタカネシオガマ

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西ギボシ頂上あたり。


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イワベンケイがたくさんある。

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シャクナゲは終わったいるはずだが、一つだけ咲いていた。

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ハクサンイチゲ

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ギボシへのは、鎖場のトラバースが続く。


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ここは、直登。


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ギボシのてっぺんあたり。すっかりガスで、カメラも曇る。


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ウスユキソウがたくさん咲いている。

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三つ頭との稜線と合わさり、権現岳へのトラバースには、ハクサンイチゲがたくさん咲いていた。


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権現岳の頂上はガスと風の中。

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昨晩、話が弾んだお二人と、ここでお別れ。赤岳へと縦走されるとのこと。楽しいお姉さまたちでした。


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頂上直下の権現小屋がガスの中に。


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風を避けて中に入ると、なにやら緊迫した空気。

埼玉県警の山岳救助隊のユニフォームに気付く。

後で聞いたところによれば、赤岳に向かってすぐの旭岳で道迷いによる滑落とか。。


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何はともあれ、登頂したので、天気もすぐには回復しそうにないし、下ることにする。

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どんどん、登ってこられる方々は、皆さん、ご高齢の方々ばかり。


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ミヤマオダマキ

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さっさと下ってきたら、青年小屋はもうすぐそこに。


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小屋で、荷物を整理し、下山の準備。

ゆっくりしていれば、天気も回復するかと、のんびり、ラーメンでも作ることにする。



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そんなこんなしていたら、雲が晴れて、富士山がその全貌を現した。


なんだ、関東方面は晴れているのか。


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ぼちぼち、青年小屋に別れを告げる。




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下りは、三月に暗くなるまでラッセルに苦しんだ、巻き道を辿ることに。


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しばらく行くと、高度が下がったせいか、雲が晴れてきたのか、日が射してきた。


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イワカガミ


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やっぱり、青空ははいいなあ。


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鳳凰三山方面。


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正面は、北岳。

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45分ほどで押手川に到着。


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急いでも仕方ないので、途中のベンチで、木漏れ日を楽しむ。


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雲海。すっかり、陽射しが照りつけて、暑い。それに、ここはブヨが多い。


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車がいっぱいの観音平に降りてきた。


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車まで戻り、すっかり着換えて、昼少し前に出発。

鉢巻道路を学校寮まで行き、いつものとおり、佐久へ向かう。そして、八ヶ岳の全貌が眺望できる、

海の口あたりで車を停める。すっかり、中心部は晴れている。

赤岳までと言っていたお姉さま方は、もしかしたら、もっと足を延ばしているかもしれないな。



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梅雨明け宣言前だけれど、これはすっかり夏だよね。


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(TONOさんに教えていただき、花の名前を訂正しました。ありがとうございました。実は、現場で教えてもらったのですが、一度にたくさん聞いたので、覚えきれず、以前より知っていたのと似ている名前を書いちゃった、というわけでした。ああ、面目ない。。生物学科出ているくせにねぇ・・・)


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9 Comments

devilman  

だジィさんへ

八ヶ岳は何とか、最終日に上の方まで雲が取れたようです。
レンズ雲の写真、午前11時頃のものです。
上空の風は強かったとみえて、朝から、高層の雲は激しく流れていたようです。

2012/07/25 (Wed) 01:38 | EDIT | REPLY |   

だジィ  

No title

こんにちは。

今から12年前、南諏訪インターそばの〇〇ソンの新設工事に行っていました。
宿舎を富士見高原スポーツセンターにしておりまして
”鉢巻き道路”を懐かしく聞きました。残業して帰ると
道路の真ん中に鹿がいたりしてギョッっとしたものです。
当時は山に関心が無く、今にして思えばもったいなかったです。
編笠山なんて目と鼻の先ですもんね。

天気良くなって良かったですよね。
最後から7枚目の写真。何時頃でしょうか?
というのも、自分が帰宅途中の中央高速甲府辺りで
6時すぎだったと思いますが、富士山の上に見事なレンズ雲が出ていたんです。
走行中だったので写真に撮れませんでした。
その走りではないかと思えましたので。

2012/07/24 (Tue) 15:30 | EDIT | REPLY |   

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2012/07/23 (Mon) 23:17 | EDIT | REPLY |   

devilman  

ブルさんへ

7-8人の山ガールたちに、富士山が見えてきたことを知らせると、
彼女たちも歓声を上げていました。
富士山の魅力を感じた瞬間です。
日本人とは言いませんが、やはり、心に響く姿なのだと思います。

権現岳は、ついこの三月に初めて踏んだばかり。
なかなか、赤岳以南は行かないですが、意外と
観音平や富士見平からの登山者が多いことに驚きました。
とても簡便に頂上に立てるみたいですね。

> devilmanさんのレポを見ていると行きたいところが
> どんどん増えて追いつきません。
いやいや、むしろ。ブルさんのレポを見ていると、
「ああ、こんなにいい山だったのか」とか「この山は後回しにしていたけど、是非行きたい」
などと思うことが多く、こちらにも課題をたくさん与えてくれていて、
それこそ、追いつきません。
浅間周辺や湯の丸山、赤城あたりはぜひ今年中に行きたいです。

2012/07/22 (Sun) 15:45 | EDIT | REPLY |   

ブル  

No title

こんにちは。
富士山が見えるとやっぱりいいですね。
権現岳は未踏ですが行ってみたいです。
devilmanさんのレポを見ていると行きたいところが
どんどん増えて追いつきません。

2012/07/22 (Sun) 08:22 | EDIT | REPLY |   

devilman  

Re: No title

aiさんへ

その後の弟さんの具合はいかがでしょうか。
山での事故は、大小にかかわらず、様々な思いを残すものですが、
ともあれ、ご自分たちで対処できたものと思います。

たまたま、ゴロゴロと大きな石のころがる八ヶ岳の道を
かなりのスピードで下りながら、中学の合宿の際、バランスを崩して手を着き、
とがった石で掌に裂傷を負った仲間のことを思い出していました。
事故を起こした際に、どんな対策が取れるのか、予防のためにどんな準備ができるのか。
考えていました。

偶然とはいえ、同じような種類の事故に遭われたようで、少々驚いています。

でも、こういう事故は、転ばないように注意して歩く、転んだ時のために
短パンや半袖を避け、ひざやひじを厚手のもので覆っておく、
なるべく手袋をしておく、というような予防策しかとれません。
であるならば、もしけがをしてしまった時にどうするか、ですが、
非常用品に傷の手当、保護、などなど
用意していくことにつきます。

万が一骨折してしまった時には、適切な応急処置をして救助を待つ、そのために保険に入っておく、
ということが、一応、万全の準備ということなのだと思います。

そういう意味では、きちんと対策されたものと思います。
パーティーであったことも、こういう場合は安心の要素です。

僕らは、雨の中、岳沢の岩の急斜面を登るのを避けたのも、引き返すことになった時に、
あのルートの下りの悪さを知っていたからです。
ただでさえ事故の多い岳沢の下り、山にそれほど慣れていない同僚が同行していたこともあり、
さっさと下りました。
だいたい、雨の時に登っても楽しくないですしね。

転進した八ヶ岳は単独でしたが、なんとか楽しめ、よかったかな、と思っています。

aiさんたちも、めげないで、次の目標めざしてくださいね。
経験すればするほど、山を安全に楽しむことができるようになっていくのですから。

2012/07/22 (Sun) 01:18 | EDIT | REPLY |   

ai  

No title

連休のお天気はイマイチでしたが、お花は楽しめましたね!
富士山も最後に姿を見せてくれたんですね(^o^)

私たちは三股から蝶ケ岳に向かったのですが、山頂まで
あと一時間程という場所で、義弟が滑って転んで
肘を石で強打、、、パックリ開いて流血(; ̄ェ ̄)
上部まで登っていたので、下山にも時間がかかり焦りました。
幸いなことに骨折はしておらず、縫うだけですみましたが
引率していく立場として、責任も感じました。。。

あの連休の天気の中、経験の浅い妹夫婦を連れて行くべきでは
なかったとか。一旦は山行を白紙にしたのに、連休がなかなか取れない
義弟の諦めきれないという一言に、私達の方が折れてしまったこととか。
反省すべき点が一杯です(T-T)

2012/07/22 (Sun) 00:48 | EDIT | REPLY |   

devilman  

俄歩人さんへ Re: こんにちは devilmanさん

お気遣いいただき、恐れ入ります。
なんか、消化不良は否めませんよね。
一応八ヶ岳での課題は解決し、帳尻を合わせた感じですが、
すっきりしないんでしょうね。
贅沢ですけど。

まだ夏は先が長いので、課題を片付けていきたいですね。

2012/07/21 (Sat) 18:56 | EDIT | REPLY |   

俄歩人   

こんにちは devilmanさん

 日常の仕事疲れでしょうか、それとも天候ゆえのテンション低下のためで
しょうか 何となくいつものレポとは異なった雰囲気のトーン。
樹林下のラッセルと雪稜を歩いた半年後の夏道、
新緑も雪の美しさには勝てなかったようですね。

2012/07/21 (Sat) 17:13 | EDIT | REPLY |   

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