ほとんどの人たちが出発準備に動き回っていた。。。
三時に起きたのに、二度寝はだめだな。。
簡単に、昨日の残りごはんを雑炊にして流し込み、サブザックに必要な装備を整え、残り荷物を小屋に預けて出発となる。

権現岳への道に入る。




この辺り、三月に登った時、ラッセルが深くなっていったことを思い出しながら行く。

森林限界を超えると、ノロシ場。

ゴゼンタチバナ

ウスユキソウが咲いている。

ノロシ場。

この木の下をラッセルしたなあ、と思い出す。胸まで潜ったっけ。

西ギボシへの急斜面を登る。

ミヤマシオガマorタカネシオガマ



西ギボシ頂上あたり。


イワベンケイがたくさんある。

シャクナゲは終わったいるはずだが、一つだけ咲いていた。



ハクサンイチゲ

ギボシへのは、鎖場のトラバースが続く。



ここは、直登。


ギボシのてっぺんあたり。すっかりガスで、カメラも曇る。

ウスユキソウがたくさん咲いている。

三つ頭との稜線と合わさり、権現岳へのトラバースには、ハクサンイチゲがたくさん咲いていた。



権現岳の頂上はガスと風の中。



昨晩、話が弾んだお二人と、ここでお別れ。赤岳へと縦走されるとのこと。楽しいお姉さまたちでした。

頂上直下の権現小屋がガスの中に。



風を避けて中に入ると、なにやら緊迫した空気。
埼玉県警の山岳救助隊のユニフォームに気付く。
後で聞いたところによれば、赤岳に向かってすぐの旭岳で道迷いによる滑落とか。。

何はともあれ、登頂したので、天気もすぐには回復しそうにないし、下ることにする。




どんどん、登ってこられる方々は、皆さん、ご高齢の方々ばかり。

ミヤマオダマキ



さっさと下ってきたら、青年小屋はもうすぐそこに。

小屋で、荷物を整理し、下山の準備。
ゆっくりしていれば、天気も回復するかと、のんびり、ラーメンでも作ることにする。

そんなこんなしていたら、雲が晴れて、富士山がその全貌を現した。
なんだ、関東方面は晴れているのか。

ぼちぼち、青年小屋に別れを告げる。

下りは、三月に暗くなるまでラッセルに苦しんだ、巻き道を辿ることに。




しばらく行くと、高度が下がったせいか、雲が晴れてきたのか、日が射してきた。


イワカガミ


やっぱり、青空ははいいなあ。


鳳凰三山方面。

正面は、北岳。



45分ほどで押手川に到着。



急いでも仕方ないので、途中のベンチで、木漏れ日を楽しむ。







雲海。すっかり、陽射しが照りつけて、暑い。それに、ここはブヨが多い。




車がいっぱいの観音平に降りてきた。

車まで戻り、すっかり着換えて、昼少し前に出発。
鉢巻道路を学校寮まで行き、いつものとおり、佐久へ向かう。そして、八ヶ岳の全貌が眺望できる、
海の口あたりで車を停める。すっかり、中心部は晴れている。
赤岳までと言っていたお姉さま方は、もしかしたら、もっと足を延ばしているかもしれないな。


梅雨明け宣言前だけれど、これはすっかり夏だよね。

(TONOさんに教えていただき、花の名前を訂正しました。ありがとうございました。実は、現場で教えてもらったのですが、一度にたくさん聞いたので、覚えきれず、以前より知っていたのと似ている名前を書いちゃった、というわけでした。ああ、面目ない。。生物学科出ているくせにねぇ・・・)
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