実は、北沢峠へのバスに乗り、藪沢小屋まで上がって泊まるという計画だったのだが、
芦安まで車で行き、そこから広河原までバス、さらにバスを乗り継いで北沢峠と、
結構面倒くさく、バス時刻も気になる。
そんなときに、ふと、三月に青年小屋の冬季小屋に泊まった際、
大きな札しかなく、「寸志」を払っていなかったことを思い出し、今年中に行こうと思っていたことに気付いた。
これなら、松本からの高速も、諏訪南までで、いくらもかからない。
即、青年小屋に泊まれるか電話をしたところ、大丈夫とのこと。
決定。
冬ではないので、観音平まで車は入れる。ただし、駐車場は相当いっぱいのはず。。
荷物も重くないので、かなり早く上がれる気がした。
天気も、上は雲の中だが、観音平は晴れだ。
観音平への道路を車で走りながら、編笠山が見上げられる。

延々と路肩に駐車している車の列に驚きながら、どんどんい上に登っていくと、ラッキーなことに、空きが。
早々に下山した人たちの停めていたところだろう。

いい青空だ。ぼぼ正午。三時ころまでに小屋に入れるだろうか。

この、木漏れ日の感じが良い。

八ヶ岳の森は美しい。



雲海には、40分ほどで着いた。冬装備の三月は、2時間かかった。。。


見覚えのあるところばかりだ。あの時は、重荷に苦しんだ。
だいたい、車が入れないから、観音平まで登りつくのに2時間近くかかっていたんだし。

押手川には、雲海から30分。ここも、三月は1時間半くらいかかった。雪も深くなっていたんだった。
荷物の重さと、登山道の状態で、コースタイムはずいぶん変わる。

あの時は、巻き道に入って失敗した。展望台までは良かったんだが。

山の上なのに、ここには、川がある。
少しは流れているが、すぐ伏流になって消えている。

ここからは、一直線の、大きな岩のごろごろした直登コースだ。
ところどころ、道とは言えない、大岩が塞いでいたりする。
こういうところは、深く雪の下になっているときの方が歩きやすい。

振り返ると、視界が開ける。
南アルプスは、雲の中が多い。


登ってきた尾根が見渡せる。
よくぞ、ここまで登っきたものだ。


頂上直下の草原。気持ちいい。

到着した頂上。編笠山の三角点。
聞いたところ、午前中はガスの中だったそうだが、この時間は、晴れ。
下界の展望が開けて、気持ちが良い。

のんびり休んでいる団体さんと、背景に、ギボシと権現の双耳峰がくっきり。

三月とは、反対側に立って記念撮影。

左、ギボシ、右、権現岳。

西岳もすぐ隣に。


さあ、青年小屋に下る。




これが、三月にお世話になった冬季開放小屋。

水は、小屋から歩いて四分ほどの「乙女の水」で汲む。

そんなにテントは混んでいない。

今回は、素泊まり。外で自炊するが、四人分で仕込んだ肉は、多すぎるよね、一人では。

いよいよ、あすは権現岳を目指すことにしよう。
雪の時に辿ったコースを確かめてみたい。。。。つづく
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