まさしく、筋トレのような登山でした。
もちろん、脚の、です。
登山口で沢を渡ってほんの100メートル行くと、すぐさま、この急登が始まります。
めちゃ、急だから。
実は、登る時には、だいたいはそんなに感じないものなんだけれど、
下ってくる時に、これはえらかったな、といつも思う。
今回も、頂上から下りながら、最後まで、こんなところ、よく登ったもんだ、と思ったりね。
だいたい、毎回そう。
てことは、どんな急な登りでも、登っているときは、ゆっくりだから、そんなに感じていないんだろうね。
黙々と、登り続ける感じで。
でも、いつもと違って、今回は、筋肉がきつかったな、という感触が強かった。
あまりこういうことはなかったのだけれど。
で、頂上からの大展望です。
奇跡的な、梅雨の晴れ間。
笠が岳から朝日岳への稜線。それぞれの山が大きい。
登り甲斐がありそう。こういう稜線を見ると、行きたくなる。
笠が岳の右の肩に、小さな避難小屋が見えていた。

土合駅の方を見下ろす。辿ってきた稜線、松の木沢の頭、そして遠望には、子持山、特徴的な台形の吾妻耶山
天神尾根には、スキー場とロープウエイ。

平が岳方面。

真ん中のピラミッド型の山は、尾瀬の燧ケ岳、そしてその右が至仏山。

山頂から少し降りると、笠が岳、朝日岳への縦走路が北へ向かっていた。

一ノ倉沢を背景に行きかう、頂上直下の登山者。手前の下山中の方は、トレランだ。

白毛門の山頂は、南北に長く、登ってきた人たちが思い思いにランチタイムを過ごしている。
気持ちのいい天気で、気持ちのいい場所だ。

地元の高校生のクラブだろう。10数名がワイワイとやっていた。遅れて登ってきた先生も、なかなか扱い兼ねていた様子。
楽しそうな彼らを見ていると、自らのその時代を思い出すね。
話題にしていることが、まるで一緒だった。こうして仲間とわいわい登るのが楽しかったんだろうな。
もっとも、あの頃だから、もっと統制が取れていたけど。



青空に雲が走る。




芝倉沢。

幽ノ沢。

一ノ倉沢。駐車場に車が見える。

こちらの昼食は、餅入りうどん。
今回は、ガスバーナーではなく、固形燃料を持ってきた。
その代わり、フードを持参。EPIの純正品で軽くていい。

ツナときゅうりを和えたサラダのはずだったけれど、先にきゅうりを食べてしまったので、ツナだけサラダになってしまった。

ぼちぼち下山にかかるが、あまりの急下り、登りで撮れなかった、花の写真を撮って、脚休め。



どんどん下ってきた。ババ岩も高くなっていく。

あっという間に松の木沢の頭。
今日は本当にいい日だ。

トレランの二人、登ってきて、展望に声を上げていた。

アカモノかな??

樹林帯に入って、木の根の階段をどんどんおりる。


ここは、木の洞になっている。非常時にビバークできそう。

ここでも、高校生の団体に追いつく。
かれらも、本当に、僕らの頃とおんなじだ。
下りって、体力勝負ではないし、下山の解放感から、軽口が多くなる。
テレビ主題歌、劇中のセリフ、物まね、やることは高校生、時代は変わっても、おんなじなんだ。。
心中、なぜか恥ずかしくなった。
こんな風に、他人には聞こえていたんだね。。

パスさせてもらって、一気に駆け下った。
やっとたどり着いた、平地。

ここで沢の流れを見ると、ホッとする。


水たまりは、オタマジャクシでいっぱい。

オタマジャクシを追い回す、アメンボ。

駐車場に帰着。キャンプや釣り人の車も混じって、結構混んでいる。

車での帰途、夕刻になった空に、このころになって雲が湧き上がっている。
穏やかだった天気の象徴。
今日はいい日だったね。

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