たまたまデジタル一眼を持っていたので、普段座らないE席に陣取った。
相模川を渡ると、大山が大きくなってくる。左隣の丸い頂は、三の塔だ。

西の方には、すでに富士山がその白銀に輝く姿を見せている。
均整のとれた、この山容は、関東から見る富士山の特徴。
大気は安定しているようで、ぽっかり浮かんだ雲も、2000メートルまでは高くない。

こんな感じで富士山と丹沢がうまくはいるところはそんなに長く続かない。
だいたい新幹線だ。飛ぶように走る。
カメラを構えていると、改めてそう感じる。

箱根外輪山の金時山と明神ヶ岳が見えるのも、短時間の勝負だ。

近づきすぎて、特徴が捉えられない、愛鷹山。

富士山も、富士川流域に出る前には、前衛の山の上に頭を出すだけだが、明らかに形を変える。
剣ヶ峰の最高地点がとんがって見える。

富士市。
ここは、雲がなければ、すそ野から頂上までの全スロープが一望になるところ。
冬型の快晴の日には、感激する光景が広がる。

もうすぐ梅雨入りを迎える。
今年は、例年より、大気が安定しない日が多いようだ。
地球の息づきに、敏感になって、その鼓動を聞く努力、そんな耳や目を持たないといけないのではないかな、と
最近思う。
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