ようやく、かの日々に慣れ親しんでいた土地に、再訪することができた。
おりしも、激しい驟雨に見舞われ、夕刻のごとき、暗さの中だった。

この道を海に向かう。
バイクで通った道。

この橋の海側は、津波にのまれた、と聞く。


廃墟となった、施設。


あれから一年余、すでによく知られたことだけれど、目の前の現実には、やはり、息をのむ。
ここに、200戸ばかりの集落があった。
四季折々に、ここを歩いた。この場所。

草の青さが、やけに目立つ。


あの松林が、これだけ残ったのか…



供養という言葉の意味を考えるより、とまった時間をどう理解するかのほうが、重いと感じるけれど、
それとて、歴史の中で繰り返されてきたこと。
だから、「合掌」、なのだ、今できることは。
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