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12 2012

春山満喫その③・・北八ヶ岳・天狗岳登頂

ブロ友のページでも・・・くまさんタジさん



いよいよ、天狗岳へ森林限界を超えて、頂上への雪壁に取りつく。

八ヶ岳は、雪山入門の山で、特に天狗岳はそういわれることが多いけれど、

ここからの登りは、アイゼンなど、雪山装備に慣れない登山者が苦戦するところだ。



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エビの尻尾

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ここから、雪の急斜面を、アイゼンを利かせて登っていく。

トレースがついていると、ステップになっていて、アイゼンの爪が雪をとらえにくいこともある。

いずれにしても、怖がらず、体をしゃんとして登れば、実は怖くない。

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天狗岳の東壁の向こうに、硫黄岳の爆裂火口壁が、顔をのぞかせる。


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振り返れば、北八ヶ岳ののびやかな山々の全貌と蓼科山、そして左後方に美ヶ原、そして遠方に北アルプスの峰々が白い。


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台地のような中山と切り立った壁が顕著な稲子岳の間の奥に、ちいさな「にゅう」の突起がみえ、遠くに浅間山が白い頂を見せている。


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着いた!!、東天狗岳の頂上だ。

後方は、真っ白なおまんじゅうのような西天狗岳と、右後方、遠景に乗鞍岳だ。


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中央アルプスの峰々。


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ここだけ、寒風が吹きすさぶ。北アルプスから乗鞍岳の白い峰々の遠景をバックに。

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南八ヶ岳の峰々と、南アルプスの北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳。

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左から、硫黄岳、赤岳、小さな中岳、そして阿弥陀岳。

ちょうどひと月前、権現岳から裏側から赤岳から阿弥陀岳の稜線を間近に見ていたな。

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南アルプス。北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳。手前は、峰の松目。

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白くそこだけ雪をかぶった、金峰山と、奥秩父の山々。

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硫黄岳の爆裂火口の絶壁。

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御座山の稜線の向こうに、先週登った、両神山が顔を出している。

あの日は天気が良かったけれど、向こうからの八ヶ岳は雲の中だった。

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広角で。御座山から金峰山への奥秩父の山の連なり。

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見下ろすと、ど真ん中に、みどり池としらびそ小屋が見えた。

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西天狗岳へ、点々と登山者が向かう。

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頂上から、南への稜線にはトレースがなく、小規模だが、雪庇が出ている。

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展望は見飽きないが、いつまでも寒風に吹かれているわけにもいかない。下山だ。


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頂上を振り返る。東壁の突き上げのてっぺんにある。


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妙高・黒姫の峰々が、遠くに見える。手前は、北八ヶ岳の山々。

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右端、浅間山と、左へ連なる連山。黒斑山はどれかな。

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今回がデビューの新しいアイゼン。買い替えたの、〇十年ぶりだ。ワンタッチだが、いまいち不安。

アルミで、軽い。


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浅間山の右に、遠く谷川岳など上越国境の山々が、遠くに見えた。

手前のにゅうの突起がつつましい。


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中山峠から、樹林帯をどんどん下っていく。


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下りは早い。あっという間に、稲子岳の東壁が高く見えるところまで下ってきた。さっきまではるかに見下ろしていたと思ったのに。

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本沢温泉の分岐まで来たら、みどり池はすぐそこだ。


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みどり池としらびそ小屋。


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みどり池から、東天狗岳とその東壁を見上げる。

東壁から、ずいぶん雪崩が落ちている。朝見たときは、雪崩の跡は見えていない。午前中に落ちたものばかりだ。


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春山は、登ってきた後の、この昼の暖かい日射しの、雰囲気がいい。


ホントは、のんびりお茶でもしたいところだけれど。



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荷物を整えて、下山。

午後の日射しと落葉松の疎林。


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唐沢橋。下ってきた。


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お疲れ様の三人パーティー。ここで解散です。ボンネットの上のひまわりは、昨年亡くなった方の思い出。

ありがとう。


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里への道から振り返った、午後の八ヶ岳。

今日はいい日だったね。


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2 Comments

devilman  

俄歩人さんへ Re: 陽春に輝く雪の高嶺が美しい

コメント恐れ入ります。
みどり池は、何と言っても、正面に見える天狗岳東壁の眺めですよね。
モルゲンロートから次第に色を変えていく様、そして雪の時期は壁を滑り落ちる雪崩れと、
飽きさせません。
初めての同行者は、あんなところまで自分の足で行ってきたんだと、感激していました。

南に縦走したかったのですが、初心者がいたので断念しましたが、そそられる稜線でした。

昨年のラッセルのこと、歩きながら、書かれたことを思い出していました。
稲子岳へのトレースを追われたくだりなど。。

いずれ、八ヶ岳は東面が好きです。

2012/04/14 (Sat) 11:59 | EDIT | REPLY |   

俄歩人  

陽春に輝く雪の高嶺が美しい

 俄かパーティとはいえ、流石に元山岳部のリーダーシップのもと
「いいチーム」でしたね。
みどり池畔から見上げるモルゲンローテに輝く東天狗の登壁は美しく
誘われたことでしょう。小屋の柴犬、あれから一年経ってもダイエットの
効果ナシのよう・・・。

 中山峠直下と東壁の背の急登をこなした後のご褒美はまさに素晴らしい。
間近に眺める高嶺とその稜線の輝けること 、
昨冬、私が見られなかったパノラマをありがとうございました。
根石を越えて硫黄への雪原や西天狗への稜線に惹かれました。

2012/04/13 (Fri) 10:36 | EDIT | REPLY |   

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