なぜか、目覚めると、すでに明るい…
「7時半!!!」
だめだ、他の山にするしかない、と考えても、適当な、登りたい山が思い浮かばない・・
ザックには、万が一を考えて、いつも、他の地域の山も地図等を用意してある。
まあいいや、武甲山周辺の山にでも行くか・・
外を見ると、どんよりしている。山は見えるから、高曇りか・・
ドタバタして、8時半前に出る。
とりあえず、寄居・皆野有料道路をとおって、皆野に出る。
トンネルの出口から、ちょうど両神山が正面に見える。
秩父に行くには、ここで左折だが、「うーん、やっぱり、見てしまうと行きたくなる」
いくしかない・・
雪ついているし。。。

しばらく車を走らせ、日向大谷につく。 10時少し前。
ちょうど町営バスもやってきた。だれも乗っていなかったけれど。
駐車場は三か所にあるが、停まっていたのは、奥の一台だけ。
冬はすいているのか・・

両神山荘の前で登山カードを書いていると、山荘の犬がしっぽを振って寄ってきた。
たまに、この犬が途中までついてきた、なんて話をネットで読んだことがある。
今日は、山荘の人に呼び戻され、ついては来なかった。
登山口にあった、ゆずの木。

同じく、入り口の沢で見た、氷柱。

この鳥居をくぐって登り始める。
まさに、この山道は、参道そのもの。
前に一度登っているが、ところどころに、石仏などが配置されており、大変興味深い。

分厚い落ち葉を踏みしめて、行く。


お久しぶり、不動明王。



清滝小屋までの中間点、八海山に着く。雪がチラホラ。。



立派だけれど、今は避難小屋の、清滝小屋。

中にお邪魔して、軽食を取り、テルモスの紅茶を飲む。
当然、誰もいない。
宿泊者名簿があったが、13日におひとり泊まっている。

小屋の裏の石像群。
ここから、急な登りが始まる。

産泰尾根に登りつき、両神山の頂上稜線を見上げる。

この上で、若い二人が下ってきた。一台停めてあった車の人たちだろう。
高度があがると、さすがに北側斜面の道は雪で凍っている。
何とか、アイゼンなしで登っていく。

横岩。

両神神社の本宮だ。

秩父あたりの狛犬は、オオカミ。
なんか、かわいい。

こちらの宮の狛犬は、さらにかわいい。

このしっぽが、さらにいい。

さらに行くと、観音様も現れた。

頂上への鎖。

登頂です。

浅間山方面。

正面に、つい二週間前に登った、御座山がとんがっている。
その奥の八ヶ岳は、雲の中。

頂上の岩の上に立って、金峰山から甲武信岳への稜線の方面を眺める。

正面の大きな山は、三宝山、その左が甲武信岳、右へたどると、遠くに金峰山が見える。

雁坂峠から唐松尾山の稜線から、富士山が顔を出している。

頂上の地蔵さんは、首から上がない。

さあ、下ろう。

凍った斜面の下りのため、6本歯アイゼンを付けた。
さすがにスムーズに下れた。

本宮まで下って、昼食にした。
久しぶりに、灯油コンロ「マナスル」を持参。

上から、八丁峠から縦走してきたという人が、完全装備、12本歯アイゼンに、上下のヤッケに身を包んで降りてきた。
今日会うのは三人目だ。
こちらもどんどん下る。
気温が下がってきて、手袋の中の指が冷たくなっている。
走るように下っていくと、高度はどんどん下がり、さすがに暑くなってくる。
ヤッケを脱ぎ、手袋も一枚にした。
汗もかいてきた。
不動明王まで来ると、もう、あまり高低差はない。

下りついた、里宮の鳥居。

登山口の両神山荘が見える。
山荘に声をかけ、バッジを一個買って、車まで降り、着替えをして、家路についた。

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