
これが、子持山だ。
標高は、1296m。
でも、興味がある。
俄歩人さんの紀行を読み、いつかは、と思っていた。
いよいよ、雪も期待しつつ、登ることにした。
日の出のころに家を出て、関越に乗る。渋川伊香保で降り、子持山の案内に従っていくと、なんか、よさげな並木道を行くようになる。

子持神社を過ぎ、森の中を登っていくと、一号、二号と、橋に番号がついている。
五号橋までいくと、割合に広い駐車場がある。

先客は一台だけ。こちらがついて割とすぐ、登って行った。
こちらも、準備を整え、と言っても靴を履くだけだが・・

案内板を見ると、家族連れのハイキングのイメージがある。
ほんとかな。。

六号橋までは歩いてすぐ。ここを右に取り、稜線目指して登っていく。

降った雪も、南側にはあまり残っていない。
いずれにしても、結構な急登だ。

初めはいいが、だんだん傾斜がきつくなってくる。
この日は、結局、急傾斜ばかりを歩くことになる。

稜線に出て登行中、ふとふりかえると、思わず声が出た。
どっと、開けた展望。
関東平野って、広い。


電波の反射板に登りつく。


ここはすごい、岸壁。下が崩れているのが、不気味。
上を歩くコースもあるが、壁を見たくて巻いてみた。

とにかく、今日は、めちゃくちゃ、傾斜が激しい。
雪も岩も土も交じり、足元が不安定。木の根につかまりながらの登行。
獅子岩の稜線に登りつく。

てっぺんのドームの基部に広いテラスがあり、ほっとする。この先、ぐるっと半周できる。高度感抜群だが・・

浅間山。


テラスから、鎖梯子で頂上へ。

今度は鎖で。これ、ちょっと短く、危なっかしい。

獅子岩の頂上。

子持山は間近に見える。左のピーク。

岩に雪がつき、頂上から下りるのは、結構恐怖。
子持山へ向かうが、獅子岩の最初の下りが、この壁みたいなところ。
振り返ると登路に見えるが、下っていると壁を降りている感じ。
天然の急階段。でも、雪がついていて、えぐいね。

子持山へ縦走を始めて、獅子岩を振り返る。
頂上右端の二人、コンロでウインナ焼いたり、食事を楽しんでいた。
絶景の昼食。もっと天気よけりゃ、最高だったろうに。

頂稜は、今までとは傾斜が変わり、普通の登りになる。
冬枯れの明るい稜線歩き。
天気は少し悪くなってきて、雲が多い。

今日の感じだと、小学生の登る山とは言いにくいけど。

柳木ヶ峯。分岐点だ。
この山は、下の案内板にもあったが、懇切に指導標が整備されている。


榛名山

遠く、富士山が顔を出している。真ん中。

獅子岩がずっと下に。


頂上への、これまた急斜面、岩と雪交じりを、ロープなど張ってあったりして、ぐいぐい上る。
頂上まで指呼の間のところに、絶好の休み場所を見つけて、ザックをデポ。
半分岩小屋風。たき火の跡がある。

子持山頂上。小広いところで、あまり展望には恵まれていない。




写真撮って、さっさと降りる。おなかすいた。
で、先ほどの場所に戻り、シートを広げて昼食です。
カレーうどんを煮ます。

40分ほどのんびりしていると、今までほとんど人は見なかったが、数人の登山者が登ってきた。
小峠から来たご夫婦も。
下りは、岩の急斜面が、何人か歩いたことと、気温が上がったせいでぐちゃぐちゃになり、余計に滑りやすくなっていて、神経使った。
柳木ヶ峯まで下り、浅間山方向に下る。
最初はこんな感じの気持ちのいい道だが。。

すぐに急降下となる。
とにかく、めちゃくちゃ急下り。
振り返ってみて、ほっとする。
ここを登るのは、ご苦労さんだな。


牛十二にあった、かわいい祠。

急下りのせいで、あっという間に、獅子岩よりも低く降りてきてしまった。


浅間山までは、何とか稜線歩きだったが・・・

まあ、どんどん下ること、下ること。

痩せた小稜線を岩を縫いながら、急下り、最後も樹林帯の中を転がるように下って、ミニダムが見えるところまで。


駐車場で、ほっと一息。
さあ、帰ろう。
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