21 2011

3000m稜線漫歩~その④・まさしく稜線漫歩。

夕方雨になり、やはりテントじゃなくてよかったかな、と思いつつ、窮屈な夜となりました。

さすがに隣の人と接近して、ゆっくり寝られる状態ではなかったけれど、断片的に結構眠ったようです。

一時間ごとに時計を見ていた記憶はあるけれど、その間は飛んでいました。

他の方々もそうなのか、けっこうごそごそ、また出入りもあり、物音のたくさんある、夜でした。

廊下に布団を出して寝ている人や、寝袋で寝ている人たちもいて、慣れているな、という感じでありました。

3時頃には、けっこう起きだす人もいて、外を見たら、煌々と月明かりが見えたので、写真撮ろうと出ていくことにしました。


かなりの枚数を撮ったのですが、風があったのと、携帯三脚を使ったために、カメラの液晶モニターでの確認では撮れているように思ったのですが、PCで見たら、ぶれていたなど、あまりうまくいきませんでした。

オリオン座など、撮れたと思ったのですが。

テント場と、下界の夜景。ISOを3200にしていたので、荒れていますね。

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月光の中のテント場と笠が岳。


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本格デジイチの同室の方は、ちゃんとした三脚を建て、ISO100で数分間露出して、星空をきれいに撮っていました。

もう部屋に戻る気もないので、ロビーのテーブルにいたら、同室のデジイチの人たちも集まってきました。

昨日、狭い中で和やかにいろいろな話をした方々で、その中でデジタル一眼の方が結構いて、話が盛り上がったので、

その続きをやっていたら、小屋の方に、「まだ皆さん寝ているので、お静かにお願いします。」と言われ、

大変恐縮。。


5時近くなると、食堂の前に、ぞろぞろ人が並びだしました。

先着順なので、早い回の朝食に入れるようにということらしい。。

初めて見た光景で、少々驚き、自分も早速並びました。

「代表一人並ぶのでもいいですか?」と小屋の人に聞いている方がいて、

腹の中で、「じょーだんじゃない!!」と思っていたら、小屋の方は、

「他のお客さんから文句が出なければいいですが、聞かれても困ります。」

と答えていました。


まあ、30人ほどしか入れない食堂で、無事最初の回で、朝食となりました。

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朝だからですが、味噌汁がうまかった。そしてご飯も少し多めに。


食べ終わって、5時05分。


パッキングは簡単。ダウンベストを上に着て、出発です。やはり、空気は冷たい。


でも、周り見たら、もう興奮ですよ。



沈みゆく月と、暁の笠が岳。遠く見えるのは加賀白山。


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裏銀座の山々を背景にした、朝のテント場。双六岳、黒部五郎岳など。


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常念岳の向こうから、朝日が昇ります。


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常念の向こうに大きいのは、浅間山です。



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これは、八ヶ岳連峰。


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そして、富士山から、甲斐駒、北岳~間の岳、ずっと右に塩見岳の、南アルプス北部。


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南岳へ向かうと、周囲の山々に光が当たり、素晴らしい光景が展開していきます。

南岳への登りで振り返ると、大キレットを隔てた北穂高岳がすぐそこに見えます。

北峰の頂上にある北穂高小屋もくっきり。



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南岳にはすぐ着きます。

まあ、ここまで来るのに、しょっちゅうシャッター押して立ち止まっていたけれどね。


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穂高連峰の全貌が朝陽を浴びる。


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同じく槍ヶ岳。

こうしてみると、漫歩していけそうだけれど、けっこうアップダウンとか、岩稜とかあるのが、不思議に思える。



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涸沢圏谷に朝日が差し込み、屏風岩が特徴的な姿を見せています。



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見えているのは、左端の針の木岳から、遠く白馬連峰、鹿島槍ヶ岳、爺が岳など。



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唐沢岳と餓鬼岳。だいぶ前に登った。テント買った時だ。

背景は、黒姫・妙高、のはず。


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蒲田川右俣方向を見下ろすと、登ってきた南岳西尾根の岩稜と手前、カールにルートが見える。


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西尾根を右にたどると、槍平小屋とテント場も、すぐそこに見える。


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よくみたら、マイテントが見えた。


すごくテントの数が増えている。


後日、槍平小屋のブログを見たら、60張の最高記録だったそうだ。


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富士山と南アルプスの全貌を遠望。


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朝陽でくっきり、南岳。


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天狗原、氷河公園への降り口。



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槍への稜線、東面の朝。

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足元にも目が行き、写真撮るのに忙しいこと。

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いよいよ中岳の登りにかかります。


眼下には、いよいよ槍沢のカールと登路がはっきり見えてきます。



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雪田の下を中岳へと登ります。

もう少し時期が早いと、ここで水が取れるのですが、もう枯れていました。



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抜けるような青空の下を登ります。

いいなあ。。


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中岳。



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望遠レンズで見た、北アルプスの深部の山。


ぽっこり高いのが、水晶岳。

ああ、ずっとあそこに行ってみたいと思いながら、なかなか日程的に届かないんだよね。


三俣蓮華までは行けるんだけど。いつも、そこで引っ返している。

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槍ヶ岳へは、あと大喰岳を超えるだけ。

右後方に広がる後立山連峰が、なんか魅力的。



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左、双六岳、 中央の奥が薬師岳。右端は鷲羽岳。弓なりの稜線の最低部分に、鷲羽の小屋が見えます。


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中岳からは、はしごなどを使って、急下り。


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槍沢が、朝日を掬い上げている感じ。


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西鎌尾根と双六の稜線。


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振り返る、穂高連峰への稜線。


同室だったデジイチの人々の大半は、大キレット越えて、穂高へ向かったはず。

そろそろ北穂高を越えているところだろうな。


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ここからみると、飛騨乗越から槍ヶ岳山荘への登りって、けっこう急ですね。



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槍沢上部の殺生小屋と、テント場がよく見える。


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飛騨乗越。

人がひっきりなしに往来している。


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着いた、着いた、槍が岳山荘前。


荷物を置いて、穂先を往復するぞ。

頂上に人影がいっぱい見える。

展望が楽しみ。



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槍沢からどんどん登ってくる。


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12 Comments

devilman  

伯苑さんへ

こういう日は、本当にわくわくして歩いています。
この時間がとても貴重でね。
一分一秒が惜しくて。

2011/08/26 (Fri) 01:43 | EDIT | REPLY |   

伯苑  

No title

大感動の美しい景色ですねぇ!!!
真っ青の空!お天気も最高!!

あと一息!!がんばれぇ(´∀`)ノ

2011/08/25 (Thu) 13:58 | EDIT | REPLY |   

devilman  

aiさんへ

少しずれただけで、山の天気はずいぶん変わりますよね。
運に任せるしかないと思いますよね。
一日のずれかな??
お写真、ブログでは、他のコースのいろいろな条件の写真が拝見できてうれしいですよね。
こちらも南岳新道は、ガスでしたからね。
またよろしくお願いしますね。

2011/08/23 (Tue) 16:41 | EDIT | REPLY |   

ai  

初めまして♪

ブルさんからご紹介を頂き、devilmanさんのブログへ
おじゃまさせて頂きました aiと申します。

私は、8/14~8/17に、devilmanさんと同じコースを登りました。
奥丸山にも登りました ^^
南岳~槍への縦走日のお天気が悪く、
devilmanさんの写真を眺めながら、
「あのコースは、こんな景色が眺められるのか~!?」 (>_<) って(笑)

いつかまた、リベンジしてみたいコースですが、
中岳の巻道の一カ所と、垂直な梯子だけは、どうも苦手です ^^;

また目標ができました!素敵な写真をありがとうございました☆

2011/08/23 (Tue) 09:54 | EDIT | REPLY |   

devilman  

タジさんへ

山の花は、もう少し余裕をもってじっくり撮った方がいいのでしょうが、
所詮、歩きながら、手持ちのカメラでぱぱっと、撮っているので、それなりです。
写真撮るだけじゃなくて、お花畑でのんびりするとか、もう少し、時間の使い方を考えた方がいいのかもしれません。

私はコンパクトなタイプのデジタル一眼を手持ちで歩いていますが、
今回あった方々は、本格一眼を、ちゃんとしたケースに入れて登っていました。
もちろん三脚もお持ちの方が多かったですね。

歩くこと、撮ること、自然に楽しめればいいですね。


2011/08/23 (Tue) 01:20 | EDIT | REPLY |   

devilman  

俄歩人さんへ

海外ですか、お疲れ様でした。
すっかり日本は涼しくなってしまっていますよね。
すでに秋雨前線。。

実は、けっこう蒲田川左俣が多かったのですが、最近は槍に近づいています。
でも、混んでますよね。
そろそろ、また左俣から双六、さらにその奥へ、また裏銀座の山々へと、シフトしていこうかと思っています。
やっぱり、静かな山がいいですね。

部活動で山を覚えると、「・・でなければならない」的に考えていたことも多いのですが、
まあ、かたく考えなくても、楽しめればいいかな、と最近では思っています。

2011/08/23 (Tue) 01:16 | EDIT | REPLY |   

devilman  

Mikiさんへ

ぜひ、登ってくださいね。槍ヶ岳。
一度は登ってみてくださいね。

こちらは、少し、奥にシフトしていこうかと思っています。
もう一つ足が伸びていない、北の方へ、なんとか行きたいと思っています。
いつも、遠くに見ている、水晶岳へと。

2011/08/23 (Tue) 01:10 | EDIT | REPLY |   

タジ  

No title

凄い!凄い!山の景色最高です
高山植物が好きな私は花にも参った~~
一眼レフ持って登るのって大変じゃないですか?

2011/08/22 (Mon) 23:19 | EDIT | REPLY |   

俄歩人  

紫色のテント...いまや貴重かも

 こんにちは devilmanさん
ちょっと海外へ出かけていたので拝見するのが遅くなりました、すみません。
さすが元ワンゲル部員、衣食住のすべてを担いで歩く基本スタイルが板についていますね。

 今回も北アルプス、蒲田川から槍平、奥丸山を背負っての南岳西尾根は
歩いたことがありません。
いつも左俣で黒部源流の峰々の方へ行ってしまい、槍や穂高は上高地からの
入山のみでしたので、興味深く拝見しました。

 早朝のキレット越えの穂高連峰のカットもいいですね。
続きを楽しみに待っております。

2011/08/22 (Mon) 15:53 | EDIT | REPLY |   

Miki@宵の明星  

No title

槍ヶ岳登りたい~!

沈みゆく月の写真、とても幻想的で素敵です。

2011/08/22 (Mon) 10:30 | EDIT | REPLY |   

devilman  

くまさんへ

そうでしょう??
うずうずしますよねぇ~。
テントおいていったから、稜線にはサブザックで行きました。
コンロもおいていったしね。
最近軟弱です。
以前は、テントしょって縦走してのにね。

2011/08/22 (Mon) 03:51 | EDIT | REPLY |   

北海道のくま  

No title

やはり 小屋泊だから 皆さん 軽めのザックですね
 devilmannさんの ザックが 一番でかい方では??
  こんなの見てたら うずうず します
パソコンの調子が わるから 名無しになったりして 御免なさい

2011/08/21 (Sun) 21:44 | EDIT | REPLY |   

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